本記事では、マレーシア クランタン州の州都コタ・バルの中心街から北に向かう途中の村トゥンパッにあるタイ仏教寺院「Wat Phothivihan」について、実際に撮影してきた写真とともに建物の様子について紹介します。
現在マレーシアクアラルンプールに住む私たちは、2022年旧正月期間(1月末~2月初旬)にクアンタン/コタ・バル/トレンガヌ へ「マレー半島東海岸縦断旅」をしてきました。旅行中立ち寄った場所のなかから、それぞれの場所でおすすめのスポットをピックアップして写真と一緒に情報や様子をレポートします。
Wat Phothivihan ポティヴィハン寺院 情報
クランタンの州都の街コタバルからさらに北へタイの国境まで向かうため「Tumpat/トゥンパッ」の村を北上。途中、ガイドブックに載っていた巨大な涅槃仏のあるタイ寺院へと向かうため途中、西の方向へ。この寺院はガイドブックや観光案内にも載っているクランタン州の中でも有名な観光スポットです。
1973年に設立したタイ仏教寺院。この周辺地域は、かつてタイ領だった歴史もあり、いまも仏教色が色濃く残るエリアなのだそうです。
トゥンパッ村には仏教寺院が25カ所
マレーシアクランタン州のトゥンパッはタイの国境の村であり、国境が引かれるもっと昔からこのエリアでは現在のタイとマレーシアの人々が一緒に暮らしていた地域。このエリアを走っていると、ところどころに仏教寺院とイスラム寺院が点在していてそんな地域なんだということがよくわかります。
敷地内の様子
敷地内はかなり広いです。そしてなぜだか野良犬たちの天国と化しています。(と言っても、全然狂暴な感じはなくみんな日陰でお昼寝していて穏やかな感じで可愛いです。※刺激したりしなければきっと大丈夫かと。私たちも滞在中怖い思いは一切しなかったです。)
敷地の真ん中にも置物のようにわんこ。
涅槃仏
お待ちかねの涅槃仏はこちらです!想像していたよりもかなり大きい。サイズは、全長41.2m×高さ10.7mありマレーシア最大なのだそうです。
穏やかな顔をしています。田舎の村の落ち着いた場所にある寺院でとても静かなのもあり、穏やかな気持ちになりました。
ワットポーと比べてみる
木の下の仏頭
木の下に仏様の顔・・・これもどこかでみた光景に似ています。
ワットマハタートと比べてみる
タイ建築の建物
その他にもタイ建築の建物がいろいろあります。
国境を越えてタイからもたくさんの方が訪れる寺院なのだそうです。(この時はまだ国境封鎖されていた時期だったためか訪問者はあまり見られませんでした。)
売店・休憩所
小さな売店もあり、軽食や飲み物もいただけるようです。この日はココナッツが大漁だったようで。暑い日は助かりますね。
所在地
Wat Phothivihan
住所:Kampung Jambu, 16200, Tumpat, Kelantan
アクセス
コタバルの中心街からは車で約30分。
クランタン「Sultan Ismail Petra空港」から寺院までは車で約45~50分。
〈車/駐車スペース〉
寺院敷地内にはかなり広い駐車スペースあり。
開館時間
AM9:30 – PM6:30
入場料
無料
まとめ
マレーシアにいながら、まるでタイに来たような不思議な雰囲気に包まれている村。なかでもこの寺院はとても穏やかで、涅槃仏を見ていると心が落ち着くような感じがしました。特にこんな時代になってしまい、数年間自由に行き来もできなくなってしまった国境はもれなくこの地域も例外ではなく。国境なんて本当に必要なのかなぁと、いろんな気持ちになる場所でした。時間が許すなら、ぜひトゥンパッやこのスポットに立ち寄りこの村や寺院の雰囲気や空気を味わってみていただきたいです。
▼このあと、タイ国境のこちらのマーケットに向かいました。
▼こちらはクアラルンプールのすぐそばにあるタイ仏教寺院の記事です。
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