本記事では、マレーシア クランタン州の州都コタ・バルの街にある観光スポット「Street Art Kota Bharu/ストリート・アート・コタ・バル」について、ストリートの様子やおすすめポイントなどを撮影してきた写真とともに紹介します。
現在マレーシアクアラルンプールに住む私たちは、2022年旧正月期間(1月末~2月初旬)にクアンタン/コタ・バル/トレンガヌ へ「マレー半島東海岸縦断旅」をしてきました。旅行中立ち寄った場所のなかから、それぞれの場所でおすすめのスポットをピックアップして写真と一緒に情報や様子をレポートします。
Street Art Kota Bharu 情報
クアラルンプールから北東、マレー半島の反対側東海岸北端に位置するクランタン州、州都の街「コタ・バル」。
マレーシア国内の大きな街へ行くと、どこの街でも必ずと言っていいほど見かけるウォールアートのスポット。SNS時代のトレンドの流れを感じます。クアンタンでは素敵な出会いもありました。
コタバル街歩きの最中にもストリートを見かけたので、ふらっと立ち寄ってきました。そこは光と闇のアートが存在する場所でした。楽しい部分と、考えさせられる部分が両方あった ということなのですが、その意味を壁画の写真とともに紹介します。
おすすめなポイント
アートストリートの様子レポ
メインアートゾーン
地面に絨毯のアートが描かれた場所がアートストリートメインの場所。道幅もとても広く車も通らないので安全に楽しめます。
左右全面と地面にまでアートがあるのでカラフルで撮影も楽しいポイント。
▲でも正直、ここはコタバルというよりも中東の雰囲気。(恐らく国旗の絵がパレスチナなのでパレスチナの人々が描かれているのかもしれません)
▲ラクダが可愛かったので一緒に撮影。まだ砂漠では未経験なので、砂漠でラクダウォークするのが夢。
クランタンアートゾーン
メインストリートから通りを挟んでちょうど反対側にあるストリートには、クランタンの人々や文化が描かれたアートが色々あります。
▼クランタンの田園風景。伝統工芸品の凧、ワウも空に浮かんでいます。
▼私が個人的に気に入った場所。ナシクラブの屋台とバナナの木の下に佇むおじさん。
▼クランタンの伝統工芸や伝統芸能、伝統衣装などがダイナミックに描かれています。
▼クランタンの人々の生活の一コマ的なアート。
いろいろ考えさせられるゾーン
一番広いメインのアートゾーンから奥の方に進んでいくと、突然雰囲気ががらっと変わります。そこには目を背けてしまいそうになるアートも多々ありました。絵でも血をみるのが苦手な人は閲覧注意かもしれません。
壁画に書かれていたマレー語のメッセージを翻訳でみてみると「パレスチナの仲間はイスラム教であり、私たちがパレスチナを助けなければならない」というような内容が書かれていました。
予め明言しておきますが、私はこのブログで政治や宗教、国の立場などに意見するつもりは一切ないです。ただ、このようなメッセージが込められているという事を抜きにしても、いまも世界の様々な場所でこのようなことや場面が起きていることは事実であり、人々が平和について考えるきっかけになるのであれば一見の価値があるアートでもあると思いました。
▼この記事が分かりやすかったので、パレスチナとマレーシアの関係について知りたい方は読んでみると参考になると思います。
パレスチナ問題に関しては、国家や宗教によってその捉え方は180度異なる複雑なものであり、自国の報道だけを見ていてもその全容にたどり着くことは容易ではなく、その糸を解きほぐすことは限りなく困難だ。
パレスチナ問題「日本人が知らない」世界の報じ方 中東の火種が東南アジアのSNS上で沸騰の理由 より
所在地
Street Art Kota Bharu
住所:Jalan Dato Pati, Bandar Kota Bharu, 15000 Kota Bharu, Kelantan
アクセス
クランタン「Sultan Ismail Petra空港」からアートストリートまでは車で約20分。
観光スポットも集まっているコタバルの中心街のなかの立地です。
〈車/駐車スペース〉
すぐそばのショップロットなどに駐車できます。
営業時間
24時間
入場料
無料
まとめ
コタバルのアートストリートはただ楽しいだけではなく、考えさせられるアートも多く少し暗い気持ちになってしまう部分もありましたが、それも含め総じてお勧めしたいなと思い記事にしました。アートストリートはただの映えスポットだけではなく、各地の人々の様々な思いが込められている場所でもあると思うので学びもあるなと感じます。建物の外なのでふらっと立ち寄ってアート作品に触れることができる気軽さもあるところも良いです。写真で紹介しきれていない場所も沢山あるので、ぜひお気に入りのアートを見つけてみてはいかがでしょうか。
コタバル観光やお出かけ情報の参考になれば嬉しいです!
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