本記事では、マレーシア マラッカにある中国寺院「青雲亭/Cheng Hoong Teng Temple/チェン・フー・テン寺院」について、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子を紹介します。
\マラッカのおすすめ観光スポット特集/
チェン・フー・テン寺院 情報
クアラルンプールから南西岸方面へ車で約2時間、世界文化遺産のひとつが存在するマレーシアの一大観光地マラッカ州の州都「マラッカ」。
マラッカのチャイナタウンエリア、たくさんの宗教寺院が立ち並ぶハーモニーストリートの一角に雰囲気たっぷりの中国寺院が建っています。
歴史と建築
チェン・フー・テン寺院(中名:青雲亭/英名:Cheng Hoong Teng Temple)は、1646年に建てられたといわれるマレーシア最古の中国寺院。
建設当時、中国南部(主に福建省と広東省)からの建築材料と職人技術を用い建てられたため、中国南部の建築様式の特徴が色濃くみられる寺院とのこと。
また、この寺院では道教・儒教・仏教の三教の神を祀る珍しい寺院としても知られています。
寺院写真
寺院の場所は、チャイナタウンの北側。オランダ広場周辺からは徒歩で約5~10分ほどの距離です。
寺院の前には仏具やお守りなどを販売するテントが並んでいました。
入り口門
こじんまりとした小さな入り口門ですが、屋根の上や壁にたくさんの像やモチーフの装飾が見応えあります。
境内の様子
寺院内は自由に出入り可能ですが、ドレスコードの看板が立っていました。寺院見学を考えている方は肌の露出は抑えた格好で。
本殿
本殿の建物は荘厳な雰囲気が漂っています。木彫りに金塗が施された柱や壁も、息をのむほど豪華です。
本殿の中はさらに美しいです。
言葉や写真だけでは表現しきれない、歴史ある寺院ならではの空気のようなものを感じました。
参拝
観光客の場合も自由に参拝可能。本殿前左側のスペースで線香などを購入できます。
「青雲亭」の名は「青(緑)の蓮は仏教の地に咲き、雲と雨は全ての生命を潤す」というところからくる意味なのだそうです。
境内にはハートに剪定された木があったり、花の鉢植えもたくさんあって華やかな一面も。
回廊
本殿建物の横を入ると、小さな仏壇がずらっと並ぶ回廊エリアへ。それぞれ富の神、長寿の神、繁栄の神などとわかれているそう。
ひとつひとつの仏壇へ熱心にお祈りしている方もいらっしゃいました。
中でも位牌がずらっと並ぶ場所は雰囲気がすごかったです。
小さな像や動物の像が乗った石。
寺院は、優れた建築修復の建物としてユネスコの賞も受賞しています。地元の人々によって大切に維持・修繕が行われているのですね。
所在地
青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院
住所:25, Jalan Tokong, Kampung Dua, 75200 Melaka
アクセス
オランダ広場周辺から寺院までは徒歩約5~10分。
〈車/駐車スペース〉
寺院前には駐車スペースないので、近くの公共パーキングに停めて歩く必要あり。
開館時間
7:00am – 6:00pm
入場料
無料
まとめ
マラッカのポルトガル・オランダ統治の時代に建てられた、マレーシア最古の中国寺院「チェン・フー・テン寺院」。
その長い歴史物語る空気感、美しい建築や装飾、総じて荘厳な雰囲気を感じました。
修復が繰り返されながら、地元の人々の手によって大切にされていることも伝わってくる寺院です。
マラッカ観光でぜひ、一見の価値のある場所のひとつだと思います。
マラッカ観光の情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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