本記事では、マレーシアの世界遺産の街マラッカで宿泊したヘリテージブティックホテル「Hotel Puri Melaka(ホテル プリ マラッカ)」について、部屋の様子、建物内、周辺の雰囲気などを宿泊記として紹介します。
\マラッカのおすすめ観光スポット特集/
Hotel Puri Melaka 情報
クアラルンプールから南西岸方面へ車で約2時間、世界文化遺産のひとつが存在するマレーシアの一大観光地マラッカ州の州都「マラッカ」。
本記事で紹介するホテルはそんなマラッカの世界遺産エリア、歴史ある建物やみどころが集まる中心街内に建つ、ロケーション抜群のヘリテージブティックホテルです。
古都マラッカには古い建物を改装した素敵なブティックホテルがたくさん。中でもここに決めた主な理由は以下の通り。
- マラッカ中心街内の立地
- マラッカらしいプラナカン文化を感じられる歴史ある建物
- 駐車場付であること
2023年2月に実際に宿泊した際の様子を宿泊記として残します。
ヒーレンストリート 億万長者通り
マラッカ観光の起点ともなるオランダ広場から、チャイナタウンの西側の通り「ヒーレン通り/Jalan Heeren(トゥン・タン・チェン・ロック通り/Jalan Tun Tan Cheng Lock)」へ。
ここは昔ながらのショップハウスが立ち並ぶノスタルジックなエリアで、かつて裕福なプラナカン/ババ・ニョニャと呼ばれる人々が暮らした豪邸も多く「億万長者通り」とも呼ばれます。
ホテル・プリ・マラッカがあるのはこのヒーレン通り沿い。
外観
元は1822年に建てられたプラナカン邸宅を改装したホテル。
マラッカ生まれの華僑3世Tan Kim Seng家の先祖代々の邸宅だったことでも知られる、由緒ある建物なのだそう。(公式サイトOur Storyページより)
その歴史を物語るように、ヒーレン通りの中でも存在感を放つ建物です。
ちなみに、チャイナタウンエリアとオランダ広場を繋ぐ、マラッカ川に架かるこのメイン橋もTan Kim Seng氏一族の作った橋なんだって。
夜の外観
夜の外観もまた表情が変わって素敵です。
この日は土曜でしたが思っていたよりも通りにトライショーが走っていなかったため、夜も静かでした。
ロビー/チェックイン
建物の中に入るとこの光景。どの方向も大変美しく、まるでプラナカン美術館のよう。
チェックイン時、外国人は1人1泊につきRM10の観光税のお支払いが必要でした。(2023年1月~)
スタッフのお姉さんたちが着用しているプラナカン女性の伝統衣装「バジュクバヤ」制服がとても可愛くて、建物の雰囲気にぴったりなのも良かったです。
素晴らしき調度品・家具の数々
館内にはまるで美術館かのような品揃えで歴史ある美しい調度品や家具たちが並んでいます。
どれも本当に素敵で華やか。ものによっては購入もできるのだそうです。
これ、千と千尋の神隠しの釜爺のボイラー室にある引出しみたいじゃない?
お金持ちになったらこういう家具置きたい。
まったりできる素敵な中庭
ホテルプリのもうひとつの魅力がこの、縦にのびる中庭。
綺麗に手入れされている中庭で、水が流れる音もしていて癒されます。
石像や銅像の数々も皆さん良い表情。
部屋タイプ:Superior Twin Room
今回私たちが宿泊したのはスーペリアツインルーム207号室。
ホテルプリの部屋タイプの中ではスタンダードの次に広いタイプの部屋です。
部屋内の様子
古い建物ながら、リノベーションされているので綺麗なお部屋でした。
スーペリアルームの部屋は21㎡、2人であれば十分な広さ。
ベッド上のプラナカンタイルも可愛い。
入ってすぐ横にクローゼットと冷蔵庫スペース。
バスルーム・トイレ
ユニットバス。シャワールームはカーテン仕切りで段差があるので水が流れ出さないタイプなのもGOOD。
温水・水圧もばっちりでした。温水はスイッチでオンオフを切り替える必要あり。
アメニティ情報
アメニティ類はハブラシ・石鹸・シャンプー・シャワージェルと基本は揃っていました。
ペットボトル水1人1本・コーヒー&紅茶、電気ポット。
窓からの景色
中庭ビュー。窓はガラス扉と2重で、さらに遮光ブラインドも付いていて防音にも優れてる感じ。
エレベーター
館内にはエレベーターがある棟もあり、お部屋によってはバリアフリー対応。
ベビーカーや車いすの方にも優しいですね。
朝食
こちらが朝食会場。この日快晴で涼しくとても気持ち良かったので、外の席で朝食をとりました。
サラダ・フルーツ・ヨーグルト・シリアルなど
定番朝食、ナシレマセット
タマゴ料理調理コーナー&おかゆコーナー
食パン・揚げ物類
この中華お饅頭がとっても美味しかったです!
黄色の壁色と青空のコントラストがとてもきれいでした。
室内にも席たくさんあるので、もしお天気が悪くても大丈夫。
駐車場情報
予約するときに駐車場付きと記載があったのですが、一体どこなのか全く情報がないのでここに書き残します。
まずホテル建物前に到着したら、ホテル前に立っているスタッフへ声を掛けます(いない場合はフロントへ)
実際にはホテル専用の駐車スペースは埋まってしまっていたようで、スタッフお兄さんの指示に従って通り沿い奥のスペースに駐車。
スタッフお兄さんがマラッカのパーキングクーポンを無料で渡してくれるので、フロントガラスにこれを掲示します。
所在地
Hotel Puri Melaka/ホテル プリ マラッカ
住所:118, Jalan Tun Tan Cheng Lock, 75200 Melaka
チェックイン/アウト
- チェックイン:3:00pm
- チェックアウト:12:00pm
アクセス
クアラルンプールからマラッカの中心街エリアまでは車・タクシーで約2時間~※渋滞状況などによって前後します
〈車/駐車スペース〉
ホテルの通り沿いに宿泊者専用の駐車スペースあり。(駐車無料※出入庫時ロビーで要声掛け)
参考価格
私たちが実際に泊まった時の価格を紹介するので価格帯の参考まで。条件をまとめると以下の通りです。
- 2月の週末土曜の1泊2日
- スーペリアツインルーム
- 朝食付き大人2名
RM280(約8,400円)/税金・サービス料込み1泊分 ※RM1=30円換算の場合
まとめ (GOOD&残念ポイント)
歴史ある古いプラナカン邸宅として使われていた建物を、良さを残しつつきれいに改装され、見どころも多い素敵なヘリテージブティックホテルでした。
一緒に宿泊したシニア世代の両親もとても喜んでくれたほど。
ホテル選びの参考になるよう、良いところ悪いところを正直レビューします。
スタッフの方もフレンドリー&親切で、滞在中わたしたちは総じて快適に過ごすことができ大満足でした。
すべての面で自信を持っておすすめできる、マラッカ滞在でおすすめできるロケーション抜群のヘリテージブティックホテルです。
マラッカの宿泊先を探されている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
\マラッカのおすすめ観光スポット特集/
コメント