本記事では、マレーシア クアラルンプールにある中華系寺院「Thean Hou Temple 天后宮」について、実際に撮影してきた写真とともに建物の様子について紹介します。
現在マレーシア クアラルンプールに住む私が、2022年1月・2023年1月にそれぞれ実際に撮影してきた写真とともに寺院の所在地や概要、おすすめの見どころなどを紹介します。
Thean Hou Temple 天后宮 情報
KL Sentral駅から南へ車で約10分弱の場所にある、クアラルンプール最大規模の中国寺院。
丘の上に建つ寺院なので、景色も良くその色彩豊かな寺院の装飾が空に映える美しい寺院です。
特に中華系の旧正月・春節の赤いランタンの飾り付けが見られる時期の光景はまさに圧巻。もしも時期が選べるならばぜひこのランタン装飾のある時期に訪問されることを強くおすすめしたいです。
クアラルンプール中心地からも近い場所のため、タクシーや車を使ってアクセスするのが便利です。
建立・運営
「The Selangor & Federal Territory Hainan Association 雪隆海南会馆/雪隆海南會館」によって1989年に建立し運営されている寺院。
建物には現代の建築技術と中国の伝統的なデザインを融合させていて、中国の3大宗教である仏教、儒教、道教の教えを兼ね備えた共通の信仰の場として、地元の人たちをはじめ多くの人々を受け入れるマレーシアの中華系寺院の総本山的存在。
入り口
車で急斜面な道をのぼり、丘の上に到着すると目の前にどどんとあらわれる立派な中華系寺院。旧正月・春節前だったので入り口付近は飾り付けの真っ最中という感じでした。
晴れた日の昼間に訪問したので太陽がまぶしく、門から神々しさ溢れ出るショットに。
建物案内
寺院の大殿と呼ばれるメインは2F(日本で言う3階部分)。
通路を進むと順路が矢印で示されているので階段を使って本殿へと向かいます。
本殿広場
立派な赤い柱や細かな装飾も豪華で目を奪われます。
約6000の赤ランタンが風に揺れるさまは、まさに圧巻の光景。青い空にも赤が映え大変美しいです。
▼短いですが動画をツイートに載せてるので、ぜひ再生して様子を見てみてください。(表示ボタンをクリックしてね)
本殿お参り
ドネーションボックスにお賽銭を入れてお参りしてみました。周りの方の真似をしていたら親切なおじさんがここにお線香を何本差して、と教えてくれました。
▼とても立派な本殿の建物の中の様子。
▼おみくじもあります。こちらもドネーションボックスにお賽銭を入れ、棒の束を両手で持ち上げて落とし、浮き上がった1本に書かれた番号と同じ引出しに入ったおみくじの紙を取り出します。
▼おみくじは中国語表記ですが裏に簡略化された内容の(?)英語表記も。日本の神社のおみくじにも似ているのでなんとなく雰囲気は分かるような気がします…Googleのカメラ翻訳を使って読み解きました。笑
▼吸い込まれそうなほど美しい本堂真上のドーム。
景色
KLタワーや建設中のPNB118ビルも良く見えます。丘の上なので見晴らしがよく風も気持ち良い。
▼この本堂広場前に置かれた石でできたベンチの広告?がレトロな感じでまた良い。
本堂の上の階
本堂のある階の更に上に階段でのぼると、こちらもフォトジェニックなスポット。民衆をみおろす中国の皇帝かのような気分に浸れます。
▼ドラゴンフェニックスをはじめ屋根に置かれた様々な装飾や動物たちもみどころ。
干支モニュメントエリア
建物外の左側には、12干支の動物たちのモニュメントがずらりと並んでいます。こちらも見どころのひとつ。
自分の干支と、今年の干支のトラと一緒に撮影を楽しみました。
トラは大きなジニーみたいで可愛い。
ちゅーるを勿体ぶられてる時の私の顔にそっくりだにゃー
寺院前広場
寺院前広場には干支モニュメントに加え、菩薩像や池があったり、まるでテーマパークのよう。
建物の裏側
建物の裏側にも、ガーデンのスペースや石像がずらっと並ぶエリア、池のある小さな庭園などなど少しずつ見るところあり。
食堂&婚姻登録所
地下階の奥の方には食堂があり、飲み物を購入したり軽食も食べることができます。
右側には婚姻登録ができる窓口「Marriage Registration Office」の文字。
中華系マレーシア人のカップルが婚姻登録にここを訪れ、寺院でウェディングフォト撮影をするのも定番人気なのだそう。
Instagramで検索すると写真がたくさん出てくるよ。とっても素敵!!
お土産屋さん
食堂と同じく地下階には、お花屋さんやお土産屋さんも並んでいます。中華系の飾り物がいっぱいあってとても面白いです。(しかも値段も安い!)
夫、交通安全のお守りブレスレットを購入。(石の種類によって値段が違うようですが、1本40RMにて購入。)
結婚登録ができることもあり、縁結び寺院としても有名なのだそう。こんな可愛らしい御守りも販売されています。
キャンディやお餅などおやつ類を売っているお店も。
期間限定夜のライトアップ
Thean Hou Templeでは、中国旧正月前の週末から、年が明けて15日間は夜のライトアップやライオンダンスなど様々なイベントが催されます。
旧正月1週間前の2023年1月15日(日)、念願叶ってライトアップの様子を見にいくことができました。
寺院は昼間の光景とはまた表情が違います。
干支エリアも幻想的にライトアップされています。
漆黒に浮かび際立つ、真っ赤なひかり。
夜のライトアップも大変美しく、夜ならではの魅力と見応えがありました。
夜のライトアップ時間は、日没から夜10時まで。みられる期間は限られますが、タイミングが合えばたいへんおすすめです。
今年2023年は1月13日(金)に点灯式が行われました。
ライトアップ期間は年明け後15日間ということで、恐らく2月4日(土)~5日(日)前後頃までの開催かなと思われます。
大みそかの夜10時からは様々な出し物、カウントダウンイベントや花火も上がるそうです。その他、新年のライオンダンス・文化ショー・歌・ダンスなど寺院でのイベントも目白押しのもよう。
→更に詳しい情報は公式サイトのプレスリリースからご確認を。
Mazu Blessing Light
公式サイト情報によると4月中旬から約1か月間、期間限定で「Mazu Blessing Light」というイベントで黄色のランタンが飾られるようです。
旧正月の赤ランタン時期に訪問できない場合でも、この時期も見応えがありそう。
2022年は4月23日(土)~5月22日(日)の開催だったとのこと。
毎年このくらいの時期に開催されるようです。
→更に詳しい情報は公式サイトからご確認を。
所在地
Thean Hou Temple/天后宮
住所:65, Persiaran Endah, Taman Persiaran Desa, 50460 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
アクセス
〈公共交通〉
鉄道:KL Sentral駅からの場合徒歩だと約45分→タクシーで約10分。またはLRT線Bangsar駅から徒歩約25分→タクシーで約5分
〈タクシー/Grab等〉
KL Sentral駅から車で約10分。
〈車/駐車スペース〉
敷地内入口付近に野外無料駐車スペースあり。
寺院までは急斜面の丘を登るため、車でない場合はタクシー利用が断然便利。
開館時間
AM8:00 – PM10:00
入場料
無料
まとめ
比較的新しい中国寺院ですが、クアラルンプール最大規模ということで迫力もあり、その色彩豊かな装飾もたいへん見ごたえのある美しい寺院です。
クアラルンプール中心地からもアクセスしやすいので、気軽に行けるのも嬉しい場所。
約6000のランタンがなびくさまは圧巻なので、時期が合えばそのフォトジェニックな景色をその目で見て楽しんでみて欲しいです。ランタンが無い時期でも、寺院の雰囲気や建物の装飾、モニュメントなど十分楽しめるポイント満載です。
▼天后宮から車で約10分ほどの距離にあるタイ仏教寺院
▼天后宮・干支モニュメントも含めHUA MAYさんが制作を手掛けている寺院です。
クアラルンプール観光やお出かけ情報の参考になれば嬉しいです!
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