本記事では、マレーシア マラッカの中心街チャイナタウンにあるヒーレンストリートについて、通りの様子やおすすめの見どころやお店などについて撮影してきた写真とともに紹介します。
\マラッカのおすすめ観光スポット特集/
ヒーレンストリート 億万長者通り
マラッカ観光の起点ともなるオランダ広場から、チャイナタウンの西側の通り「ヒーレン通り/Jalan Heeren(トゥン・タン・チェン・ロック通り/Jalan Tun Tan Cheng Lock)」へ。

ここは昔ながらのショップハウスが立ち並ぶノスタルジックなエリアで、かつて裕福なプラナカン/ババ・ニョニャと呼ばれる人々が暮らした豪邸も多く「億万長者通り」とも呼ばれています。

【注意喚起】この通りは道幅がとても狭く、車も通る道かつ段差や排水溝もあるので歩くときや横断の際は注意が必要です。
また乳幼児など小さなお子さん連れの場合もけっこう危険だと思うので混んでいる時間帯の街歩きはあまりお勧めできないかなと個人的には思います。
1つの通りに3つの呼び名

通りの名前にも歴史があって、いまも3つの呼び名が残っているんだって。
- ヒーレン通り(Heeren St.)
…ヒーレンはオランダ語で紳士という意味。オランダ統治時代身分の高い紳士たちが暮らしたことからこの名がついた - 億万長者通り(Millionaire’s Row)
…その後裕福なプラナカン/ババ・ニョニャの人々が暮らしこの名で呼ばれるように - トゥン・タン・チェン・ロック通り(Tun Tan Cheng Lock St.)
…マレーシア独立に重要な役割を果たしたプラナカンのひとり、トゥン・タン・チェン・ロック氏の偉業をたたえ名付けられた現在の通りの正式名称

ここを歩いたら紳士な億万長者になれる気がする。なる。(暗示)
ババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館
ヒーレンストリートで観光客で一番賑わっている場所は恐らくここ「ババ・ニョニャ・ヘリテージ」。独自の融合文化を生み出したババ・ニョニャ家系のひとつ、チャン家一族の邸宅だった建物を一般公開しているプライベートミュージアム。

その昔中国からマレーシアの地へ渡った中華系男性と地元マレー系女性が結婚し生まれた子孫たちのことを指す呼び名。男性をババ、女性をニョニャと呼ぶ。彼らは中国文化とマレー文化の両方を取り入れた独自のライフスタイルを築いた。
交易や商工によって富を築いたババ・ニョニャたちの繫栄は、豪華絢爛な邸宅や家具、調度品からみてとることができる。マラッカの歴史を知るうえで欠かせないキーワードのひとつ。
開館時間・入場料の情報については下の写真を参考にどうぞ。

私たちの訪問時、入場制限を行っており入場待ちの長い列ができていたためこの日の見学は断念。興味のある方はきっと見応えがあって楽しめるかと思います。
マラッカハウス
ヒーレンストリートのちょうど中間あたりに位置するプラナカン邸宅を利用したアートギャラリー兼ミュージアムショップ。

中も見学してきましたが落ち着いていて興味深いものも多くとても良かったです!

おすすめフォトスポット
ショップハウスとショップハウスの間のアーチや装飾を見るのも楽しいです。こちらの丸い窓のようになっている場所は、マラッカハウスの向かい側あたりで見つけました。


この窓から顔出す感じで撮影したらいい感じでは?

という感じで結構良い写真が撮れたので、お時間がある方はぜひぜひおすすめです。
チー・アンセストラル・マンション
突如現れる白亜の大豪邸!こちらは現在シンガポールを拠点にしているOCBC銀行創設者チー氏の個人邸宅「Chee Ancestral Mansion」。

様々な国の建築様式が混ざっているところも見どころ。ヨーロッパ要素と中華要素が混ざっているこの門や建物の雰囲気がすごい。
個性ある素敵なブティックホテルたち
通りにはプラナカン/ババ・ニョニャ邸宅を利用した素敵なブティックホテルたちがたくさん。
Heeren Palm Suites
うすいイエローの壁にグリーンの装飾、茶色の窓枠が素敵な元プラナカン屋敷ホテルヒーレンパームスイーツ。

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Hotel Puri Melaka
先日こちらの宿に宿泊しました。建物の外側のみならず中の家具や中庭までとても素敵な宿でした。詳細は宿泊記からご確認を。

Baba House Melaka
ここは手前が庭になっていて豪邸のような見た目のホテル。うすいブルーとホワイトが洗練された雰囲気でこれまた素敵。

Eng Choon Association 永春會館
ドアは閉まっていましたが中華寺院のような立派な装飾の建物も。ドアの絵や周囲の彫刻も見事。

買い物おすすめショップたち
通り沿いには素敵なお土産屋さんやカフェも沢山並んでいます。
私たちがお買い物したお店で、撮影・掲載許可がとれた場所を2つご紹介します。
Hueman Studio
マレーシア各地から集められた手工芸品や天然素材を使った素敵なグッズを扱うギフトショップ。

切り絵グッズ、どれもとても繊細な職人技。

サバ州の先住民ドゥスン族の人々が作るバンブー織グッズ。

暑かったので、かわいい扇子を物色。

(上)柄布扇子1本RM8(約240円)、(下)ドゥスン族のバンブー織ポーチRM29(約870円)。

お店のレジ横に店主さんのワンちゃんがいて、可愛くて癒されました。


Red Earth Collections
もう一カ所、気に入ったお店がここ。

素敵なプラナカンタイルやアンティークの品がところ狭しと並んでいて、美術館みたい。

この奥まで続く廊下の壁一面に絵や写真、装飾品が飾られていて思わず声が出ました。

お店の奥にはアンティークのプラナカン食器がずらり。

親切で素敵な店主さんでした。マラッカ風景画のポストカードとプラナカン食器を模した陶器のマグネットを購入。

まとめ
歩きながら街並みや建物を見るだけでも本当に楽しいヒーレンストリート。お買い物や美術館、カフェなどお洒落なスポットばかりでまるでタイムスリップしたような、そして異国情緒な雰囲気を味わうことができます。

ぜひ本記事で紹介した見どころやおすすめを参考に通りのお散歩や散策を楽しんでみてください。

マラッカ旅行や観光の情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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- マレーシア政府観光局 公式サイト
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