本記事ではマレーシア移住の準備にあたり、限られた容量のなかで日本から持ってくる持ち物選びについて、現在2年半ほどマレーシア(クアラルンプール)に住んでいる私たちの経験談を含め、持ってきてよかったものや不要だったものについてご紹介します。
これからマレーシア、クアラルンプールへ渡航・引越しされる方の参考になると嬉しいです。
\マレーシア旅行時の持ち物特集はこちら/
日本から持ってきて良かったもの
持ってきて良かった 夫婦共通編
使い慣れた薬・サプリ類
薬類・サプリメント類は日本から持ってきて良かったもの堂々の1位。
もちろんマレーシアの薬局にも日本と同じような鎮痛剤や胃薬、サプリ等販売されていますが、薬が必要になるのは基本的に緊急時なので、成分や薬剤量が身体に合う?信用できる製薬会社?等は緊急時は調べている時間も買いに行く時間もなかったり。
なので自分の身体に副作用などの問題がないとわかっている、日本で使い慣れている薬類の持参はマスト。特に鎮痛剤・胃腸薬だけでも持っていると安心です。
ちなみにわたしは引越し初日に食中毒で倒れて救急病院に行きました。本当にキツいときは自己判断せず病院に行くのが一番です。
脱水対策にポカリの粉末も飲みなれた味だから安心でした。
折りたたみ傘
マレーシアは東南アジアの亜熱帯気候特有のスコール(激しい雨)が突然降ります。今日は雲一つない、すごく良い天気~!な日でもいきなり降ります。
なので、外出時1本持っておくと大変便利。こちらで販売されている折りたたみ傘、売っていても日本のようなバリエーションはなく安いものしか見たことがないです。
ローカルの方々は皆濡れるか、止むまで待つか、迎えを呼んだりしている印象。そのためスコール中はタクシーもなかなか捕まらないので、外出するときはいつもカバンに入れてます。
日差しが強いときにも使える晴雨兼用がおすすめ。
日本製の食品用ラップ
サランラップやクレラップ、日本製のラップの切れ味と使い勝手は最強。
マレーシアのスーパーの日本製品売り場でサランラップ見たことがない…在住者の皆さんがこぞっておすすめしているものでもあるので1本でも持ってくると重宝するはず。
現地で販売されている物も使えなくはないですが、やっぱりラップの厚みや質、耐久性が全然違うと感じます。
日本製のフェイスタオル・バスタオル
日本だと質の良いブランドタオル(今治タオルなど)が、比較的安価で手に入りますよね。
マレーシアで購入したタオルやバスタオルも使ったのですが、デザイン重視なのか?糸がボロボロ取れてくる…。質が良さそうなのもありますがやはり値段も高いです。しかもこればかりは実際に使ってみないと使い心地がわからない…。
その点日本製のタオルは高確率で高品質。お祝いや引き出物でもらう機会もあると思うので、そういうものを持ってきたりして使うのも良いと思います。
タオルなら荷物を梱包する際の緩衝材にもなるので、持ってくるハードルも低いです。毎日使うものなので地味に大事かなと思います。
私が日本在住時からずっと愛用しているエアーかおるシリーズ。マレーシアにも持ってきて使ってるけど、とてもおすすめ。有名ブランドなので既に使ってる方も多いと思うけど、高品質なのにお手頃価格。渡航前の新調用にも。
日本語の本・ガイドブック
日本語の本や雑誌、参考書、ガイドブックなどはクアラルンプールSuria KLCCモールに入っている紀伊国屋でも買えます。種類は限られますがなかなか品揃えも豊富。
ただし、値段が倍くらいする…。
私たちはマレーシアで国内旅行もたくさんしたので、これは日本から買ってきておいて本当に良かったです。
観光地情報だけでなく、地図やエリア情報、慣習などたくさんの情報が載っているからとても参考になるよ。1冊持っていればかなり便利!
マレー語の日常会話に興味がある方にはこちらも持参おすすめ!(私は一時帰国の時に買いました)
マレーシアは基本英語が通じるって言うけど、ローカルな場所や食堂ではマレー語メインなことも。街の看板や役所関連もマレー語。少しだけでも使えるようになると生活がしやすくなるよ!
日本製の爪切り
日本製のちょっと良い爪切りの使い心地を知ってしまうと、もう後戻りはできません。良いものと言っても1000円前後で購入できるので、「匠の技」シリーズは個人的にとてもおすすめの一品です。
もうマレーシアで2年以上使っているけど、まったく錆びる様子もないし切り心地も良くて快適。100均で買ったやつは早々に錆びてきたけど…
日本製のハブラシ
ハブラシなんて現地調達でも何でもOK!な方もいるかもしれませんが、マレーシアのスタンダードなハブラシはびっくりするほどブラシヘッドがデカいです。
わたしも夫も日本のハブラシのコンパクトヘッドが好みなので、日本のハブラシは大量に持参しました。
マルチ変換プラグ
これひとつ準備しておくと、到着空港やホテルなどの滞在先ですぐにPCやスマホの充電ができるのでとても便利。
変換プラグ自体はマレーシアのスーパーやホームセンターでも安く手に入りますが、充電用にひとつだけでも渡航時に持っていると便利なので、事前購入をおすすめしたいもののひとつ。
マレーシアのコンセントはBFタイプです。
※海外電圧対応でない家電などは変圧器が必要となりますので必ず事前に確認しておきましょう。
iPhone充電器などは全世界共通規格なので、そのままコンセントに差しても大丈夫。
日本の免許証と国際免許証
マレーシア国内での旅行や出張などで車やレンタカーを運転する予定がある方は、国際免許証の取得・持参を忘れずに。
国際免許証は指定の警察署や免許センターで発行可能で、発行日から1年間有効となります。詳しくは警視庁または各都道府県警察の公式サイトよりご確認を。
持ってきて良かった 男性編
日本製の散髪セット(バリカン・ハサミ)
コロナ禍日本で渡航待ちをしていた間、緊急事態宣言になり美容院や理髪店になかなか行き辛くなったため思い切って日本製の散髪セットを購入しました。
我が家ではこれがマレーシアでも大活躍。MCO(活動制限)の発令されている間は美容院や理髪店も閉まっていたので、夫の髪を私が散髪。日常が戻った現在もセルフ散髪を続けてます。
日本製のとても良い散髪ハサミなので、素人の私でも大きな失敗なく散髪できてるよ。
絶対プロの仕上がりじゃなきゃ!というこだわりが無いのであれば、セルフカットは好きなタイミングで好きなように切れるのも利点
マレーシアで良質な散髪用ハサミを探すのは大変だと思うので、持ってきて本当に良かったアイテムのひとつ。お子さんがいらっしゃるご家庭にもおすすめです。
▼我が家が購入し、実際に3年以上使っている日本製「富士山」の散髪用ハサミ2丁セット。使い心地最高。長く使うのであれば中途半端に安いものより、少し良いものを購入するのがおすすめ。1万円以下で購入可。
持ってきて良かった 女性編
日本製の生理用品
マレーシアのスーパーにも日本のブランドの生理用品が売り場には大量に並んでいます。が!!私の個人的な感想ですが、日本で売っているものと「なんか質が違う!」(作っている工場が日本のものではなかった)
ローカル企業のものも数種類試したのですが残念ながら合わないものばかりで…(羽根の部分がはがす時に破れたり、中の綿がすぐに偏ったり…※個人の感想)
自分に合うものは少しずつ探すとして、最初はある程度使い慣れたものがあった方が良いです。
あと、こちらでは羽根付のものが主流みたいで羽根なしのバリエーションがあまり見当たらないなと感じてます。日系スーパーに日本製造の輸入品があるので、今はそういうお店で見つけた時にまとめ買いしています。
これもおすすめしたい!マレーシアで売っているのはまだみたことないです。
持ってきて良かった できれば編
パーカー・ライトダウン等の長袖上着
これらは特にマレーシアの極寒映画館で必要です。飛行機やバス移動時等のために1着は持ってくることになると思うので、わざわざ書く必要もないかなと思いましたが念のため。
こちらにもUNIQLOなどありますし、現地調達可能なので現在持っていないならわざわざ買って運ぶ必要もないと思います。持っていくか迷っているのならとりあえず1~2着あると便利ですという感じ。
オフィスが寒いので1着はオフィス用。一部のローカルの社員が温度設定18度とかにするので…これもマレーシアあるある。
日本から持ってくるのは不要だったと感じたもの
食品類全般(お米・調味料類)
まずクアラルンプールに住むのであれば、これは断言できます。日本製のものはなんでもたくさん揃ってます。
もはやありすぎて驚きすぎて「え、ここ日本?」となるレベル※個人の感想
日系スーパーのISETAN・DONKI・AEONのみならず、KLの主要地にあるスーパーVillage GrocerやJaya Grocerにも必ず日本食コーナーが設けられていて、基本調味料やお米、お菓子類が置かれてます。
これまでクアラルンプールの様々なエリアの上記スーパー(おそらく20カ所ほど)に行きましたが、全てのスーパーに日本食コーナーがありました。
よっぽど「このブランドのこの醤油じゃないと無理なんです」みたいなこだわりが無いのであれば、極論何も持ってこなくても大丈夫なのではないでしょうか。
日本からの輸入品の場合、価格は平均してだいたい1.5倍~2倍くらいかなぁ?
よく「日本のものは高いので持ってきたほうが良い」という意見も目にしますが・・・
その分の送料や運ぶ手間、別送の場合は到着までにかかる時間ロス、個人発送物の物流環境リスク(一定期間直射日光や高温下に放置されるかも?粗悪な扱いを受けるかも?)等を考えたらどちらが良いのか
を考えると私はこの考えです(個人の意見です)。
スーツケースに入るレベルの運びやすい小さなものや軽いもの、こだわりの調味料などは負担にならない範囲で持ってきても良いかなと思います。
ちなみに我が家は大好きな「叙々苑焼き肉のたれ」持ってきました。マレーシアではドンキでしか見たことがなく、価格は2倍(約1000円)そういう特別なものなら持ってくるのもありかな。
むしろローカル製品で代用できるものもあるし、いまクアラルンプールには業務スーパーもあるから安価での日本製品の調達も可能になってきたよ!
マレーシアでどんなライフスタイルでどんな食生活をするのかや日本食材の重要度は、家庭や人によって大きく異なる分野だと思うので、あくまでも個人の一例として参考にして頂けると幸いです。
100円ショップで買えるもの
これも上記食品類と同様で、マレーシアにはDAISO JAPANの店舗がたくさんあります。日本と全く同じものが売っています。
掃除道具やキッチン用品もダイソーのもので使い慣れているので、本当に便利で助かります。もちろん定期的に新商品の入荷もあるので、たまに店舗に行くのも楽しいです。
ダイソーの商品は日本では基本的に税込110円ですが、マレーシアでは5.9リンギット=約173円(2023年3月現在)。輸入品にしてはまぁ良心的な価格設定ではないかなと感じます。
マレーシアの家やキッチンの形状や素材、サイズ等も日本とは勝手が違うので、日本からわざわざ大量に運ばなくても、引っ越してから家に必要なものを合わせて調達すれば良いかなと思います。
そして、マレーシアの一大勢力(驚くほどの展開力)を誇るホームセンター「Mr.D.I.Y」というお店がマレーシア中本当にどこにでもあるのですが、100円ショップで売ってそうな商品が半額くらいの金額で手に入ります。
私は消耗品や大きなものなどはこちらで購入したりもします。引っ越し後まずは要チェックのお店です。
【番外編】日本で買わずマレーシアで買った方が良いもの
最後に番外編として、逆に日本で買わずにマレーシアで買った方が良いと思うものをご紹介。
中国系ブランドの家電やスマホ製品
マレーシアで販売されている中華系ブランドは、明らかに日本で買うよりも安いと思います。
私はシャオミのスマートウォッチや体重計をマレーシアで購入しましたが、購入時調べた時もかなり価格差があるなと感じました。
マレーシアには中華系マレーシア人の方も多いため中国製品の流通や取扱など日本よりも市場が盛んなためだと思われます。
これらのブランドの製品の購入を検討されている方は、日本でわざわざ購入して持ってくる必要はないかなと個人的に思います。(日本の店舗保証や日本語の説明書が欲しい場合を除く)各種レビュー記事はこちらから↓
まとめ
極端な話、使い慣れた薬類以外はこだわりさえなければ全て調達できるのでは?レベルでマレーシア(クアラルンプール)では日本製のものが手に入ります。
揃いすぎていて&価格も欧米圏などに比べると格段に良心的なので感動しました。
夫はアメリカ在住歴があるため、どうしても何かとアメリカと比べてしまい、いまだに買い物のたびにつぶやいてしまいます。
外国なのに日本のものなんでも揃ってるうえに安いし、クアラルンプールは天国だね。
欧米豪あたりで生活経験ある人には尚更だよねー。良かったね。(笑)
結論
すぐに使うもの・緊急時のもの・薬やサプリ・衛生用品などは使い慣れたものや質の良いものを日本から持ってくるのがおすすめ。
荷物を少しでも減らしてマレーシア・クアラルンプールへ渡航したい場合、日本製の食べ物類や生活雑貨類は現地調達でも問題ないと思います!
これからマレーシア・クアラルンプールへ移住準備をされる方の参考になると嬉しいです!
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