本記事では、マレーシアのボルネオ島、サラワク州クチンの街の観光スポット情報まとめと、クチン旅を効率よく楽しむためのコツをご紹介します!この記事さえ読めばクチンへの旅行は準備万端間違いなし!
Kuching クチン 情報
マレーシアの東側の島、ボルネオ島(カリマンタン島)の西側に位置するサラワク州。州都クチンは、マレー語で『猫』を意味する名前でも知られる街です。(街の名の由来には諸説あるようです)
首都クアラルンプールからは国内線で片道約1時間50分のフライト距離。
街の中心地を流れるサラワク川のウォーターフロント周辺には歴史的な建物が多く残され、美しい州議会議事堂や新しい橋なども。まさに新旧が織り交ざる美しい風景も街の大きな魅力だと思います。
そんなマレーシアの猫の街クチンに、2022年4~5月ハリラヤ休暇に念願叶って旅してきました。
かなり盛りだくさんに楽しめたものの、2泊3日旅だったこと、滞在中にハリラヤ(イスラム教の断食明け休暇)の日付変更が起こったり、コロナ感染対策の名残での休館で行けなかった場所も。
私たちがクチン旅のために調べた情報と実際に見て体験してきた観光情報を、これからクチンを旅行される方にも共有して参考にしていただきたいという想いで記事を書きました!
クチン観光のおすすめ15選
クチンの観光スポット・見どころ・名物・自然公園などなど。クチンにはどんなものがあるの?クチンで何をすればいいの?の疑問にお答えします!
①クチンウォーターフロント周辺
クチンの街の新しいシンボル、州議事堂とダルルハナ橋も美しいサラワク川沿いの遊歩道。周辺は見どころ観光スポットで溢れています。
もうね、ここでただまったりしておくだけで良いのよ。気持ち良くて景色も美しくてすべてが最高なのよ。
★ウォーターフロント周辺で見ることのできる観光スポットや風景などはこちらで詳しく紹介!
ぜひ今読んでいるこの記事とあわせて読んでいただきたい記事です!!
②サラワクリバークルーズ
クチンの美しい風景だけでなく、民族伝統芸能ショーや軽食も楽しめる盛りだくさんでまったりできる90分間のサンセットクルーズ。
★サラワク川の観光を堪能するなら、リバークルーズかなりおすすめ!詳しいレポはここから
③メインバザール
歴史のある古いショップハウスが並ぶ、ウォーターフロント沿いのショッピングストリート。お土産やおもしろいもの探しならここで。
★通りの様子や、どんなものが販売されているか、おすすめのお店など詳細はこちら
★今回のクチン旅で私たちが宿泊したメインバザール沿いのブティックホテルの詳細です
④コロニアル建築群
クチンは、西マレーシアとは全く異なる歴史を持つ地域でもあります。19世紀前後のブルネイ支配、白人王(ラジャ)の統治時代など歴史を経て建てられた古い建物や街並みも魅力のひとつ。
ガイドブックには載っていませんが、街を歩くとこんな建物たちとも出会うことができます▼
左の青の建物は、ポリスステーション。入口の門も素敵でタイムスリップしたみたい。右の白い建物はマレーシアの銀行CIMBバンクのクチン支店。夫はここのATMで現金おろしてたのですが(笑)建物が素敵でした!
テキスタイル博物館
2022年5月訪問当時、残念ながら休館が続いていましたがテキスタイル博物館の建物も歴史ある立派なコロニアル建築です。
★コロニアル建築群についてはこちらの記事内でも見どころを紹介しています。
★こちらはコロニアル建築群のひとつ「ラウンドタワー」内で食事ができるレストラン
⑤カーペンター通り/亜答門
中華系の寺院や美味しいグルメ有名店などが集まる、ノスタルジックな雰囲気のある通り。コロニアル建築群のすぐお向かいでメインバザールの1本中の通りなので歩いて楽々アクセス可能。
通りにはアンティークな古コインやビンテージ切手などを販売するお店もいくつか。どこか昔懐かしいようなディープな雰囲気が漂っています。
★カーペンター通りで食べられる、おすすめのフードコートや名物グルメ情報です。
★特に名物麺料理「サラワクラクサ」はクチンで必食の一品!
⑥モスク/寺院/宗教建築
街のシンボルでもあるクチンモスクやインディアンモスク、立派な中華系寺院もいたるところに。
1800年代前半に建てられたと言われるクチン最古の中華寺院トゥア・ペッ・コンをはじめ中華系寺院や教会なども歩いてまわれる範囲に点在しており、様々な民族が共に暮らすクチンの街の雰囲気が感じられます。
★クチンモスク・インディアンモスクについては
⑦猫モニュメント
猫の街と呼ばれるクチンの街中には個性豊かなかわいい猫のモニュメントがいっぱい!街を歩けば本物猫さんたちにもたくさん遭遇できます。
★一緒に撮影したい猫モニュメントたちを探して場所をチェックしよう!
⑧ネコ博物館
世界中から集められた猫に関する資料やグッズ、絵画、造形などをみることが出来る猫好き必見のミュージアム。日本の招き猫もみることができるそう。
- 営業時間
AM9:00-PM5:00 - 入場料
大人(13才以上)RM3
こども(3-12才)RM2
2才以下の乳幼児無料 - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約20分
▼インパクト大のミュージアム入り口。
私たちは目の前まで行き制限令も明けていたのに、まさかの休館で見学叶わず。
2023年現在は通常営業しているようです。
DBKU公式サイト内「Cat Museum」案内ページはこちら。
⑨ボルネオカルチャーミュージアム
2022年3月にオープンしたばかりの新しい博物館。マレーシア最大、そして東南アジアで2番目に大きい博物館です。ボルネオ島の自然・動物・歴史・文化・民族などのテーマごとの展示が目玉です。
お天気に左右されずに楽しめるアトラクションだから、雨が降ってどうしよう…昼間は外が暑くて…みたいなシチュエーションで行くのも良いかもね!
なんとまさかの!クチン滞在中にハリラヤ(イスラム教の断食明けを祝う祝日)の日が急きょ変更になってしまい、博物館へ行くはずだった日が休館日になってしまうというハプニングが起きました!
私たちと同じような旅行者たちが大勢、みんな同じようにミュージアム前で落胆!
びっくりしたし入ることができず残念でしたが、次回来た際には必ず訪れたいスポットです。各宗教のお正月などの祝日はお休みになるので要注意。(休館日一覧は公式サイトにてご確認下さい。)
- 営業時間
月~金 9:00am-4:45pm
土日祝 9:30am-4:30pm
※最終入場時間はPM4時 - 入場料(外国人)
大人(13-60才)RM50
学生(13-17才)RM25※要学生ID提示
シニア(61才以上)RM25※要ID提示
こども(12才以下)RM20 - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約3分、徒歩だと約10分
⑩サラワクオーキッドガーデン
ウォーターフロントエリアの対岸側、州議事堂と白の宮殿アスタナ・マルゲリータ砦裏側に位置する広大なオーキッドガーデン(蘭公園)。オーキッドはサラワク州の州の花でもあります。
園内には60種を超える蘭が約7万5千本植えられているそう。見ごたえのある美しい花々を入場無料で見学することができます。
- 営業時間
火~日AM9:30-PM6:00
※月曜日はお休み - 入場料
無料
※カメラの持ち込みもOK - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約15分
詳しくは公式ページからご確認下さい。
⑪サンデーマーケット
週末にクチンに滞在予定であれば、クチンの地元の人々でにぎわう食や生活の雰囲気が楽しめるマーケット散策もおすすめです。
★マーケットの様子や名物ケーキ「ケク・ラピス・サラワク」の有名店についてはこちら
⑫セメンゴ・ワイルドライフ・リハビリセンター
ケガをしていたり、孤児となってしまったオランウータンたちを保護し、できるだけ自然に近い環境で育てる活動をしている施設。
1日2回のフィーディングタイムに施設の森を見学することができ、オランウータンの生態を学ぶこともできます。
★センターでの様子・アクセス・入場料・営業時間など詳細はこちらから
⑬サラワク・カルチュラル・ビレッジ
サラワク州の伝統文化や民族文化に触れることができる施設。施設内には、サラワクを代表する7つの先住民族の伝統的な家屋が建てられており、儀式・伝統工芸・音楽演奏・民族舞踊などを楽しむことができます。
また、見学者は民族衣装に着替えてサトウキビ絞りや吹き矢などの伝統文化や遊びなども体験できます。
▲施設の公式Instagramページより。民族文化により興味のある方におすすめです。
- 営業時間
火~日AM9:00-PM5:00
※月曜日はお休み - 入場料
大人(13才以上)RM95
こども(3-12才)RM60
2才以下の乳幼児無料
※オンラインで購入すると大人RM10ほどお安く購入出来るようです。詳しくは公式サイトよりご確認下さい。 - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約50分
⑭グヌン・ガディン国立公園
マレーシアやインドネシアなど、世界でもごく一部の亜熱帯エリアにしか生息していないとある植物がみられると有名な国立自然公園。
何年もかけて成長し、たった数日間だけ花を咲かせすぐに枯れてしまう、「幻の花」とも呼ばれる世界最大の花『ラフレシア』。
グヌン・ガディン国立公園の森には、ラフレシアが自生しているエリアがありそこでは生態調査も行われており、開花情報なども発信されているので、クチンを訪れた際には要チェックです。
- 営業時間
AM9:00-PM5:00 - 入場料(外国人)
大人(18才以上)RM20
こども(6-17才)RM7
5才以下の乳幼児無料 - 入場料(マレーシア人)
大人(18才以上)RM10
こども(6-17才)RM3
5才以下の乳幼児無料
※入場チケットの購入は公園入口のみの取り扱い - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約120分
公園内のラフレシア開花情報や速報などは公式サイトからご確認を。
クチンの街からは片道2時間とけっこう遠いけど、開花情報とタイミングが合えばぜひ見てみたいね!
本物ラフレシアに出会えなくても…
私たちの滞在中も残念ながらラフレシアの開花情報はなかったため、国立公園へは行きませんでしたがクチンの空港にはラフレシアのモニュメントがあるので、ここでの記念撮影もおすすめ。(偽物だけど…)
⑮バコ国立公園
クチンの中心地から北東方面に車で約30分、バコ村から更に30分ボートに乗り訪れることのできる、南シナ海に面した半島まるごとの広大な国立公園。
バコ国立公園にはボルネオ島特有の植生から貴重な野生動物たちにであうことができる多彩なトレッキングコースが18種も用意されています。
シルバーリーフモンキー、カニクイザルの他、世界でボルネオ島にしかいないテングザルにも運が良ければ出会うことができます。また、波の浸食によってできた海食柱シースタックがみられるスポットも有名です。
ボルネオ島特有の大自然や動物たちを感じたい方に特におすすめ。公園に出かける場合は帰りのボートの時間の関係上出発は午前中早い時間推奨です。
- 営業時間 AM9:00-PM5:00
※バコ村からの帰路船はPM3時が最終となるようです。 - 入場料(外国人)
大人(18才以上)RM20
こども(6-17才)RM7
5才以下の乳幼児無料 - 入場料(マレーシア人)
大人(18才以上)RM10
こども(6-17才)RM3
5才以下の乳幼児無料
※入場チケットの購入は公園入口のみの取り扱い - アクセス
クチン中心街(ウォーターフロント)から車・タクシーで片道約120分
公園内のトレッキングコースの詳細などは公式サイトより確認できます
クチン旅を効率よく楽しむコツ
上記の通り、クチンにはたくさんの見どころがあることがお分かりいただけたかと思いますが、ぜひクチンの空港に到着したらおすすめしたいことがありますので一緒に紹介します!
クチン国際空港での注意点
西マレーシア(クアラルンプールなど)から東マレーシアへの国内線の場合、同じ国にもかかわらず、なんと入国審査を通る必要があります!
なので、初めての方は出口を間違えないようにご注意を。
ツーリストインフォメーションセンターへ
下調べ何もできてなくても、やるべきはこれ!!
クチン空港の到着ロビーにあるツーリストインフォメーションセンターへ寄っていきましょう。
実は私たちもクチンの事はざっくりしか知らないままに到着したのですが、ここでスタッフの方にたくさんの情報をいただいたおかげでとても充実した楽しい旅をすることができました。
地元観光のエキスパートスタッフさんに「今の時期ならどこ行くのがおすすめ?」「必ず行くべき観光スポットは?」「ここはまだ営業してる?」など色々聞きまくりました。
びっくりするくらい親切丁寧に説明してくれて、本当にありがたかったよ
グヌン・ガディン国立公園の最新開花情報も電話で担当者に直接確認してくれたり助かった~
ちなみに小話…クチンウォーターフロントエリアの旧裁判所内にもツーリストセンターがあったのですが、そこのスタッフさんはあまりやる気ないタイプの方でした。私たちが行った時の担当者たまたまかもしれませんが、空港カウンターのお姉さんとの差が激しすぎてびっくり。恐らく空港カウンターの方が問合せも忙しいのでプロフェッショナルな方がいらっしゃるのかも?参考まで。
オプショナルツアーについて
車やレンタカーなどの移動手段がない場合、ホテルからの送迎とガイド付きで効率よく旅ができるオプショナルツアー参加での観光が便利でおすすめです。
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交通手段レンタカーについて
私たちはハリラヤ休暇期間だったのでWebから事前予約していましたが、レンタカーを借りたい場合は到着ロビーにたくさんレンタカー会社もあるので空きや料金をその場で比べて直接借りることもできそうです。
市内まではバスまたはタクシーの配車サービスなども使うことができます。車があれば遠い国立公園までも足を延ばしやすいですが、中心街だけでも十分観光は楽しめますよ。
まとめ
クチンの街ってマレーシア国内旅行先でも日本語の情報量が圧倒的に少ないですが、みどころ盛りだくさんで、自然あふれていて、人もあたたかくて、ほんとうに魅力的な街でした。
特に個別記事でおすすめしている場所は私たちが実際に足を運びとても良かった場所なので、これからクチンへのご旅行を控えている方への参考になれば嬉しいです!
クチンへの旅行や観光スポットの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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