タミル人ムスリムの富豪が建てた豪華なムガール様式モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim】@マレーシア ペラ旅行&観光
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本記事では、マレーシア ペラ州の州都イポーの街のイスラム教モスク「Masjid India Muslim Ipoh/イポー・インディア・ムスリム・モスクについて、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子を紹介します。

こんな人におススメな観光スポットです
  • イポーの観光スポットや写真スポットを探してる
  • 宗教建築・建造物を見るのが好き
  • モスク・イスラム建築が好き
  • イポーのリトルインディアについて興味がある
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Masjid India Muslim Ipoh 情報

クアラルンプールから北北西、ペラ州の州都でマレーシアで3番目に大きな街「イポー。イポーの旧市街の北側にグリーンが基調になった素敵なモスクを発見したので見学してきました。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

歴史と建築

1900年代前半、イポーの街はスズ鉱山で発展しました。その時代から主にたくさんの南インド人達がイポーの街にも移民としてやってきます。移民インド人には、ヒンドゥー教徒以外にもイスラム教徒も大勢いたのだそう。

しかし、地元マレー系のイスラム教徒とインド系イスラム教徒では同じイスラム教徒でありながら、学派が異なっておりお祈り方法や信仰の考えに違いがあったのだそう。そのためインド人たちが自分たちの学派のモスクを別でつくることに。

LANI
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当時建設にあたり、地元マレー系ムスリムコミュニティでは物議も醸したんだって。

当時、イポーの街で氷業者として成功し富豪となったインド系ムスリムの実業家Shaik Adam Mohammad Ghaus氏が、南インドから職人たちを呼び寄せ50万ドルの費用をかけて完成させた豪華なモスクが、この「Masjid India Muslim Ipoh」。

完成したのは1908年、2022年現在でもう114年になる大変歴史のあるモスクのひとつ。パダン広場の目の前にあることから地元の人々からは「タウンパダンモスク」とも呼ばれています。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ
モスク前に置かれた石板にも歴史の説明が載っています

モデルになったムガール建築

モスクのデザインは北インドデリーのレッド・フォートの中にあるムガル帝国時代の建築【Diwan-i-Khas】をモデルにしているのだそうです。写真で見ると結構そっくり。

Diwan-e-Khas · M64V+HC3, Lal Qila, Old Delhi, New Delhi, Delhi 110006 インド
★★★★★ · 史跡
people walking inside the diwan i aam
Photo by Rachel Claire on Pexels.com
LANI
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このホタテ貝みたいなアーチがムガール様式の特徴なんだよね。これが可愛いんだー。

モスク写真

中に入って見学ができない時期だったため、撮影できた写真は外観のみ。

外観・全体

モスクは旧市街の北側、SPセニヴァサガム通り沿いにあります。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

正方形のゲート

私の訪問時は閉まっていましたが、正面の入り口にはモスクと同じ色味の可愛らしいゲート。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

美しいムガール様式

このアーチや建物の上の矢のような装飾、そしてこのグリーンとホワイトの色使い。全てが素敵&私のツボにはまりました。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

どの方向からみても可愛らしいフォルム。このモスクは他のモスクと違い、中が全て見えていてかなりオープンなつくりになっています。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

▲見えにくいですが、屋根はピラミッド型の緑屋根。

▼このホタテ貝のアーチ、ムガル帝国時代の歴史ある建物によくよく登場します。私もインド各地の史跡でたくさん目にしました。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

この日は青空に映えて白い壁もまぶしかったです。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

中の様子

Instagramの写真をお借りしています。建物の中のモザイクの装飾が大変美しいのです。この美しさ、自分の目でも見てみたかったです。

所在地

Masjid India Muslim Ipoh
住所:Jalan Seenivasagam, 30450 Ipoh, Perak

アクセス

イポー駅からモスクまでは車で約3分、徒歩約10分。

〈車/駐車スペース〉
モスク敷地内に来客用の駐車スペースあり。

開館時間

AM5:00 – PM10:00

モスクの中を見学する場合。男性は長ズボンや袖のある服、女性は肌と髪を隠す必要がありますので見学したい場合は服装注意です。また、礼拝者が優先となる場所ですのでルールやマナーを事前に確認し守るようにしましょう。モスクによっては礼拝時間や金曜日には見学ができない場合もあります。

入場料

無料

イスラム教も多様な世界

LANI
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同じイスラム教徒でもマレー系とインド系で信仰の学派が違っていたという話で、私がインドで見聞きして感じたエピソードをひとつ紹介するね。

LANIコラム『イスラム教も多様な世界』

インド在住時、イスラム教インド人(インディアンムスリマ)の友達ができました。彼女はこれまで私の持っていたいわゆるイスラム教徒女性のイメージとは違っていて、ヒジャブもつけていないし、インドの伝統衣装であるサリーを着たり腕にヘナをして楽しんでいたり、日本人の私からすると見た目だけではムスリムと言われても分からない感じなのが正直なところでした。

仲良くなった頃に直接彼女に聞いてみたところ
『私たちの信仰しているイスラム教は中東のものとは考え方が少し違うの。だから私たちは肌も隠さないしファッションを楽しんでいる。でもインドのムスリム達も人や地域によって信仰の種類が違う。私たちは親も親戚も皆こういうスタイル。』
と教えてくれました。

たしかにニカブやヒジャブを被るインド人女性も街で見かけることもありました。インドはインドで、ヒンドゥー教徒が大多数の国なのでイスラム教徒の存在感もまた、他の国とも少し違っているように感じます。

私はいまマレーシアに暮らしていますが、マレーシアのイスラム教徒の女性たちも、中東地域の女性達とは着ている服やヒジャブの色や種類が明らかに違うように思います。(中東地域には旅行でしか行った事がありませんが。)

もちろんマレーシアでも同様に、人によって様々な考え方が存在しているのだと思います。

同じ「イスラム教」といえど、イスラム世界の中にも多様性が存在するのです地域性や環境も影響しているのかもしれませんが、それだけ世界は広いし、宗教や信仰とは一側面では理解できないことなんだなと、思い知る毎日です。

イポーのリトルインディア

インド系移民の話題繋がりで。なんとイポーにも立派なリトルインディアがありました。旧市街の中に位置していてお店もたくさんあり規模も大きめ。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

街のリトルインディアやチャイナタウンをみると、その街の移民の多さを実感することが出来る気がします。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ
Little India Ipoh (லிட்டல் இந்தியா, ஈப்போ) · 12, Jalan Lahat, 30000 Ipoh, Perak, マレーシア
★★★★☆ · 文化的ランドマーク
タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

中国語のビルにインドのアクセサリー屋さん、そしてここはマレーシア。な状況がなんとも趣があってとても良いです。

タミル人ムスリムによって建てられた豪華なムガール調モスク【Masjid India Muslim Ipoh】@マレーシア ペラ

このパープル看板の「RAANI Fashion Jewellery」さんはクアラルンプールのリトルインディアにも大きなお店があり、私も大好きなお店です。

まとめ

たまたま通り掛かり気になり見に行ったモスクだったのですが、ムガール様式の建築がとても美しくてうっとりしてたくさん写真を撮ってしまいました。モスクの事を調べてみるといろいろな歴史的背景が分かってとても興味深かったです。移民大国であるマレーシアならではでもあり。同じイスラム教徒でも地域や民族によって違いがある、という話は私がインドにいたときにも聞いていたエピソードだったのでコラムとして追記してみました、興味のある方に記事が届きますように。

LANI
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イポーへの旅行や観光情報の収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事内容の引用元・参考リンク・サイト一覧

イポー記事リンク一覧

記事の内容は2022年3月に訪問した時点の情報です。

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このブログを書いてる人

2021年~夫婦でマレーシア クアラルンプール在住。
元旅行仕事人。旅行のおすすめ情報やマレーシアでの帯同生活、ペットとのくらしに役立つ情報を中心に「私自身が知りたかったこと」を軸に記事を書いています。同じような悩みを持つ方や、旅行の計画やお出かけのアイデアに役に立つと嬉しいです。
LANI(帯同)・PON(夫)・Ginnie(マレーシア生まれの保護猫)

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コメント

  1. Hamamama より:

    イポーにこんな綺麗なモスクがあるのですね。
    いつも詳しい情報をありがとうございます。
    先日は、LANIさんと同じホテルに泊まることができて、嬉しかったです。
    LANIさんの写真も、いつも素敵ですね。

    • LANI より:

      Hamamamaさん コメントありがとうございます。
      調べるのが楽しくてついつい長々と書いてしまうのですが、
      そんな風に言っていただけると大変嬉しく励みになります!
      どちらのホテルに泊まられたのでしょうか?
      共感・シェアできるのは私もとても嬉しいです(^^)

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