本記事では、マレーシア ペナン島にある観光スポット「ペナン・ヒル Penang Hill」について、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子や情報について紹介します。
ツアーを使えばホテルからの送迎・チケット購入もお任せで楽々観光できちゃいます。
マレーシア最大の仏教寺院 極楽寺とペナンヒルの夜景<夕食付/日本語ガイド/ペナン発>
ペナン・ヒル Penang Hill 情報
マレーシア第2の観光都市で、世界遺産・観光・リゾートと見どころや魅力満載のペナン島。
本記事で紹介するのは、ペナン島ジョージタウンからは車で約30分、ペナン島の観光スポット「ペナン・ヒル Penang Hill」。
ペナン島の真ん中あたりに位置しており、標高約830mの丘の上まではケーブルカーまたはハイキングでもで登ることができます。
頂上からは世界遺産地区のジョージタウン・ペナンブリッジをはじめ対岸のマレー半島側まで、ダイナミックなパノラマビューを楽しむことができます。
また、地上よりも5度前後涼しくペナン島の避暑地としても知られています。
ペナンヒルの歴史
ペナンヒルは、18世紀後半のペナンの英国領時代に避暑地として開拓されたのが始まり。英国人たちの隠れ家的避暑リゾートとしてバンガローなどの保養施設が建てられました。
また、初期のころは徒歩または馬でこの丘を登っていたのだそう。最初の登山鉄道が開通したのは1923年のこと。
ペナンヒルの地図
真ん中にまっすぐ通る線路がケーブルカーのルート、周りには多彩なトレッキングルートも用意されています。
駐車場情報
入り口すぐ目の前に大きな立体駐車場あり。
駐車場は地上階含め7階まで。(参考までに、私たちは日曜日の朝9時半頃の到着で停められたのはLevel5でした)
バス停留所
立体駐車場の目の前にバスの停留所。バスでアクセスする場合ここでの乗り降りになるようです。(アクセス情報は記事後半に掲載しています)
ケーブルカー乗車レポ(往路)
ペナンヒルのケーブルカーは1923年に開業し、なんと2023年でちょうど開業100周年!
もちろん開業後メンテナンスも行われており、現在は車両も新しいものに変わっています。
入り口
チケットカウンター
入って左奥がチケットカウンター。
チケット代金
外国人旅行者料金
- 大人往復(13才以上):
ノーマルレーン RM30(約900円)
ファストレーン RM80(約2,400円) - 大人往復(60才以上):
ノーマルレーン RM30(約900円)
ファストレーン RM60(約1,800円) - 子ども往復(4~12才):
ノーマルレーン RM15(約450円)
ファストレーン RM40(約1,200円) - 4才以下・身体障がい者:無料
※RM1=30円で換算した場合
マレーシア人/居住VISA所持者料金
- 大人往復(13才以上):
ノーマルレーン RM12(約360円)
ファストレーン RM40(約1,200円) - 大人往復(60才以上):
ノーマルレーン RM6(約180円)
ファストレーン RM6(約180円) - 子ども往復(4~12才):
ノーマルレーン RM6(約180円)
ファストレーン RM20(約600円) - 4才以下・身体障がい者:無料
※RM1=30円で換算した場合
※2022年7月時点の料金写真です
混み合っている場合はファストレーンチケットを買えば通常よりも早く乗ることができます。急いでいる方や時間を無駄にしたくない方はファストレーンチケットの購入を検討しましょう。
チケットはレシートのような紙で表面にバーコードが付いてます。
有効な居住VISA所持者はVISA提示でマレーシア人料金で購入できるので、全員分のパスポートを忘れずに。
ケーブルカー乗り場
チケットカウンター左横が順路。持っているチケットに書かれた番号がモニターに表示されたら進むことができます。
室内通路には、ペナンヒルでみられる動植物や風景の写真、ケーブルカーの歴史などのパネルがありちょっとした資料館のようになってました。
改札でチケット提示
改札でチケットのバーコードを読み込み入場。
入場後、チケットは無くさないようにしっかりしまいこんでおきましょう。(帰りにも使うよ)
乗車列に並ぶ
列に並んで待ちます。参考まで私たちの場合、日曜日の朝10時前で待ち時間約20分でした。
注意事項
乗車時の注意事項は以下の看板通り。
ケーブルカー乗車
いよいよ乗車!けっこう細長い車両でたくさんの人が乗車できるケーブルカーです。
なかなかの満員具合。笑
下の駅を出発
景色を楽しむなら、断然いちばんうしろの窓ガラス前のポジションがおすすめです。
かなり速いスピードでぐんぐん登っていきます。車両一番下のポジションだと臨場感&スリルもあって楽しい!
頂上駅へ到着
乗車時間約5分…あっという間に頂上の駅到着!
通路を通りさらに丘の上へと向かいます。
ペナンヒルの見どころ
順路は無いようなので(?)まずは右方向へ向かってみました。
景色展望スペース
見晴らしの良い展望スペース。
望遠鏡が設置されているのでズームして景色を楽しむこともできます。
スカイテラス・レストラン
展望スペースの後ろ丘の上には絶景を楽しみながら食事ができるレストランやカフェも。
ビューイングデッキ
さらに奥へと進み、ビューイングデッキのそばまで行くともっとひらけてペナンブリッジやマレー半島の景色が見やすかったです。
※私たちの訪問時デッキ通路が工事中だったのでこちらは下からの眺めです。
ウツボカズラフォトブース
正面広場。ここではウツボカズラに捕えられた虫の気持ちな写真が撮れておすすめ。
展望バルコニー
正面広場のそばにも展望スペース。ただ、ここはそんなに景色良くなかったです。
遊具・公園スペース
広場から左に進み階段を登ると、広めのプレイグラウンド出現。
寺院 Sri Aruloli Thirumurugan
丘の上に建つカラフルなドラヴィダ様式のヒンズー教寺院。
ペナンで最も古いヒンズー教寺院のひとつなのだそうです。
モスク Penang Hill Mosque
さらに奥には、丘の上に建つ金色ドームのイスラム教モスク。
モスクは、主にペナンヒルで働く人々や丘の上に住む人々のために建てられたのだそう。
ゲートハウス Bel Retiro
さらにモスクの先には英国風の建物が。1789年に建てられた歴史ある英国建築「Bel Retiro」。
昔から政府高官たちのリゾート施設として活躍し、現在も政府機関として使われているそうです。奥にあるバンガローには、マレーシア歴代国王や元首相もお忍びで滞在したのだとか。
この先一般人は中に入ることはできませんが、このゲートハウス周辺は開放されているので写真を撮ったりすることはできます。
ヒンズー寺院・モスク・英国建築となかなかの混沌具合に、私はこのエリアもペナンヒルお気に入りポイント。
地震&台風パビリオン
なぜペナンヒルにこんなアトラクションが…?という感じですが、マレーシア人にとっては台風も地震も縁が無いから人気があるのかも。
めちゃくちゃ勧誘されましたが日本人の私たちは何度もリアルで体験してるのでお断り…。
再現度はいかほどなのか、体験された方がいれば感想を教えて欲しいです。
笛売りの屋台
陶器の鳥笛を1つRM10で売っていました。これが大人気なもようで、いたる所で子どもたちがぴゅーぴゅーと吹きまくっていました。
その他の見どころ
他にも、ハイキングルートを歩けば「ザ・ハビタット The Habitat Penang」というトレイルスポットや、2022年7月にオープンしたばかりのペナンヒル自然歴史資料館「Penang Hill Gallery @ Edgecliff」など、見どころいろいろ。
お時間と体力のある方はさらに散策してみては。
※どちらの施設も別途入場料が必要です。
「ザ・ハビタット The Habitat Penang」はオプショナルツアー予約サイトから入場チケットの事前購入可能です。
日本語で日本のクレジットカード決済でチケット購入ができるので事前購入もおすすめ。
使うときは、スマホ画面に届いたQRコードを入り口で提示すればOK。
ペナンヒルの夜景
私たちは朝に訪れましたが、夕方~夜に訪問すればサンセットや夜景を楽しむこともできます。
ケーブルカー乗車レポ(復路)
ケーブルカー帰路へ。行きで使ったチケットの確認があるので乗る前に準備を。
帰路の列に並ぶ
ノーマルレーンで帰りも約20分程待ちました。(日曜の午前11時前後)
帰路ケーブルカー
帰りも下のガラス前ポジションに。たまたまだったのか、あまり皆さん乗車位置気にしてない感じでした。
下の駅へ帰還
お土産屋さん
帰りの改札を通った先にはペナンヒルのオリジナルグッズを販売するお土産屋さんもあります。
所在地
Penang Hill/ペナン・ヒル
住所:11500 Bukit Bendera, ペナン
アクセス
観光で訪れたり、滞在する方も多いジョージタウン方面からのアクセス情報です。
〈公共交通〉
バス:コムターのバスターミナルからペナンヒル行きの路線バス(204番)で約45分。
〈タクシー/Grab等〉
ジョージタウンから車で約30分。ドロップオフポイントは「Penang Hill Lower Station」に設定。
〈車/駐車スペース〉
ケーブルカー入口目の前に立体駐車場あり。
ツアーを使えばホテルからの送迎・チケット購入もお任せで楽々観光できちゃいます。
マレーシア最大の仏教寺院 極楽寺とペナンヒルの夜景<夕食付/日本語ガイド/ペナン発>
営業時間
・ケーブルカー
6:30am – 10:00pm
※上の駅から下の駅までの最終便PM10時
・チケット売り場
6:15am – 7:45pm
※サンライズチケットの購入はAM8時までで別料金がかかります
チケットカウンターの窓口は早めに閉まってしまうようなので夜の訪問を考えている方は早めにチケット購入を済ませるかネット購入が良さそうです。
まとめ
ペナンヒルは丘の上からのペナン島の景色やケーブルカー往復乗車を楽しめるのはもちろん、歴史ある英国建築・寺院・モスクなどの建物が一堂に会するエリアはマレーシアの縮図のような感じがして、個人的にはその雰囲気も含め楽しむことができました。
ケーブルカーはバリアフリーもしっかりしていたのでベビーカーや車いすの方でも乗りやすいつくりになっているのも優しくて良いなと感じました。
ペナンへ旅行予定の方で、景色を楽しみたい・ケーブルカーに乗ってみたいという方におすすめしたい観光スポットです。
ペナン島への旅行や観光の情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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