本記事では、マレーシア サバ州コタキナバルの街にあるイスラム教モスク「Masjid Bandaraya Kota Kinabalu/コタキナバル市立モスク」について、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子を紹介します。
コタキナバル市立モスク 情報
クアラルンプール国際空港からフライトで約2時間30分、ボルネオ島の東側に位置する東マレーシア最大の都市でサバ州の州都「コタキナバル Kota Kinabaru」
そんなコタキナバルの街にはシンボル的なモスクが2つあります。両方見学してきましたのでそれぞれ記事で紹介します。まずひとつめが本記事で紹介する「コタキナバル市立モスク」。もうひとつは次の記事で紹介する「サバ州立モスク」です。
こちらのモスクはコタキナバルのブルーモスクとも呼ばれる、コタキナバル最大のモスクです。
ちなみにマレー半島側で『ブルーモスク』と呼ばれているのは、シャーアラムにあるスルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスクだよ。
歴史と建築
コタキナバル市立モスクは、サウジアラビア メディナにあるナバウィモスクから着想を得た伝統建築に現代建築を取り入れ2000年に完成。
建物は人工湖に囲まれており、まるで海に浮かぶようにみえることから地元の人々からは「The floating mosque/水上モスク」とも呼ばれているのだそうです。
モスク写真
モスクはコタキナバルの北部リカス湾に面しており、中心街からは車で約10~15分ほどの距離。街からは少し離れているものの、とても美しいので個人的にはこのためだけにここに行く価値は大ありと思います。
入り口
私たちはレンタカーで向かいました。立派な門柱をくぐって駐車場へ。
私たちの訪問時(2022年5月)まだ観光客の内部見学が再開しておらず、外側からのみの見学でした。2022年9月現在見学や建物内ツアーは再開されているようです。
外国人のモスク見学には入場料(1人RM5)が必要です。入口門横の「ツーリストセンター」と書かれた建物でお支払いをします。
服装なども細かい規定があります。そのため見学を考えている場合露出を控えた格好をしていくこと推奨です。(有料でガウンレンタルもあります)
私はモスク見学がいつでもできるよう、旅行中は必ず長袖カーディガンとマイヒジャブを持ち歩いてるよ。そして基本的に足も隠すファッション。(ヒンズー教寺院でも足を露出してはいけないのは共通だよ)
寺院やモスク見学では、おしゃれよりもリスペクトの気持ちがなにより大事なのだにゃ
昼の外観・全体
美しいモスクとご対面。お天気にも恵まれドームが太陽に照らされ輝いていました。
撮影スポット
モスク入り口付近、左端には撮影用のカラフルな桟橋が用意されています。モスクの雰囲気全体と人物を入れて撮るならここならきれいに撮影できます。
桟橋の上から撮影したモスク写真です。
空の青と建物の白のコントラスト、水面に浮かんでいるような姿、通り抜ける爽やかな海風、静寂。こころが洗われるように落ち着く雰囲気でした。
ミナレット
モスクにそびえたつ大きなミナレットが4本。サイズがとても大きく、よくみると人が登れるようにもなっていました。中からみる景色もきっと美しいことでしょう。
夕方の外観
天気の良い日、日の出や日の入りの薄暗い時間帯、風が落ち着いていれば、建物が湖に反射した美しい姿をみることもできます。
素敵な写真が撮りたい方はお天気によって訪問する時間帯を気にしてみても。
中の様子
建物の中には入れていないので中の写真はモスクのInstagramページからお借りしています。
空撮
空撮で見ると海のすぐそばに建っているのが分かると思います。とても美しい光景です。
動画
モスクの公式YouTubeでは各時間帯のモスク風景から空撮まで、建物の細かいディティールまでみることができますので興味のある方はどうぞ。
ギフトショップ
敷地内にはギフトショップや飲食店などの看板もかかっていましたが私たちの訪問時は残念ながら全て休業中でした。本格的に観光客が戻ったら再開するのかもしれません。
Pasir Viewpoint
もう1カ所、モスク見学に来てもし余力があればおすすめしたいのがこのスポット。
モスクとリカス湾の間に、海岸沿いにのびるサイクリングコース兼公園があります。
ここからの景色もとても美しく癒されたので紹介しました。
ちょっとハワイやカリフォルニアの海岸線の雰囲気にも似ている感じね
所在地
Kota Kinabalu City Mosque/Masjid Bandaraya Kota Kinabalu
住所:Jalan Pasir, Jalan Teluk Likas, Kampung Likas, 88400 Kota Kinabalu, Sabah
アクセス
コタキナバル空港からモスクまでは車・タクシーで約20~25分。
コタキナバル中心街エリアからは車・タクシーで約10~15分。
〈車/駐車スペース〉
モスク前、モスク敷地内に広い駐車場あり。
開館時間
AM5:00 – PM10:00
※礼拝時間は見学できない時間帯あり
入場料
外国人(観光客):RM5
マレーシア人:無料
まとめ
コタキナバルのシンボルモスクのひとつ「コタキナバル市立モスク」。モスク建物や建築の美しさだけではなく、海をのぞむ立地やラグーンなど、周辺の雰囲気も落ち着いていてとても素敵で癒されました。
コタキナバルに訪れたのならば、ぜひ一見していただきたいおすすめ観光スポットのひとつです。
コタキナバルへの旅行や観光スポットの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
コメント