本記事では、マレーシア サバ州コタキナバルの郊外にある動物園「ロッカウィ ワイルドライフ パーク/Lok Kawi Wildlife Park」について、実際に見学・撮影してきた写真とともに施設の様子を紹介します。
ボルネオ島に来たのならば、ぜひ固有種のテングザルにも会いたいね!
マレーシアでも絵や写真ではよくみかけるけど、本物はまだ見たことないよね。
ということで、テングザル含めボルネオ島の動物たちに会いにコタキナバルの動物園へいってまいりました。
ロッカウィ ワイルドライフ パーク 情報
パーク概要
コタキナバルの中心街からは車で南東に約30分の距離にある「ロッカウィ ワイルドライフ パーク/Lok Kawi Wildlife Park」は、2007年に開園したサバ州野生動物保護局が運営する保護施設も兼ねる動物園。
テングザルをはじめとしたボルネオ島の固有種の動物たちや、マレーシアに生息する様々な動物たちを間近で見学することができます。
市内からの移動手段
私たちはこの日朝食後にまずホテルから空港までタクシーで移動し、日帰りでレンタカーを借りました。
動物園まではもちろんGrabやタクシーでアクセスも可能ですが、私たちはその後の動きも考えレンタカーを選択。
【参考】空港で当日レンタル、Axia1日保険込1台RM178(約5,340円※RM1=30円換算の場合)で借りました。事前予約しておけばもっと安く借りられると思います。マレーシアで運転できる方は、コタキナバルの動物園観光は断然レンタカーでの移動がおすすめ。※運転には国際免許証またはマレーシアの免許証が必要です。
口コミ情報によると、動物園からの帰りのGrabやタクシーが捕まりにくいようです。チャーター利用やツアー参加ならそういった心配がないので、安心できるかなと思います。
【コタキナバル発】ロッカウイ動物園観光ツアー<半日/日本語ガイド/英語ガイド/昼食付>
ロッカウィワイルドライフパーク(動物園)とコタキナバル市内観光ツアー<午前/昼食付/コタキナバル発>
ボルネオ島リバークルーズ&市内観光 オランウータン・テングザル・ホタルに出会う1日満喫プラン<日本語/飲茶ランチ/マレー料理ビュッフェディナー/コタキナバル発>
道のり
空港からロッカウィ動物園までは車で約30分。いたる所に看板が沢山立っているので道も分かりやすいです。
駐車場
敷地入って左側に大きな無料駐車場があります。
動物園入り口
動物園の入り口建物。テングザルのキャラクター看板が目印になっています。
入場チケット購入
窓口でチケットを購入します、支払いは現金のみでした。
チケット代金
外国人料金
- 大人(18才以上):RM20(約600円)
- 子ども(3~17才):RM10(約300円)
- 3才以下:無料
※RM1=30円で換算した場合
マレーシア人料金
- 大人(18才以上):RM10(約300円)
- 子ども(3~17才):RM5(約150円)
- 3才以下・60才以上・障がい者:無料
※RM1=30円で換算した場合
パークマップ
紙のマップのようなものがないので、入り口のマップをスマホで撮影して確認しながら歩くとスムーズでした。順路も特に決まっていませんが、園内入り口から端までぐるっと歩くとほとんどの動物たちをみることができます。
私たちの訪問時、残念ながらアニマルショーなどの催し物は休止中とのことでした。(ある場合は赤い部分に開催時間などが貼りだされるようです。)
園内でみられる動物たち紹介
ロッカウィ動物園で見学してきた動物たちの一部を写真と共にご紹介します。※全種は網羅できてません。
ホーンビル/サイチョウ Hornbill
マレーシアの国鳥でもあるホーンビル。動物園では数種類みることができます。
立派なクチバシがついているのがオス、控えめなほうがメスのようです。サイズがけっこう違うのでびっくりしました。
シカ Deer
暑すぎて、全員木陰で休んでおります。案内図によるとアクシスジカやサンバーなど数種類いるみたいです。
ボルネオゾウ Bornean Elephant
ボルネオゾウは、拡がるパームプランテーションにより生息域を奪われ、絶滅危惧種に指定されている固有種。子ゾウも数頭いて、とても可愛かったです。
1頭、鼻をこちらにのばしてくれた子がいました。運が良ければこうやって少しだけですが触れ合うこともできたりします。
マレーグマ Sun Bear
マレーグマは世界最小のクマと呼ばれています。こちらも絶滅危惧種に指定されています。
マレートラ Malayan Tiger
マレーシアの国のシンボルとしても知られるマレートラ。トラの中でもサイズが小さめなのだそうです。こちらも絶滅危惧種。
まるで我が家の床で寝ているジニー(猫)そっくりなほど、無防備ポーズ。
呼んだ?(留守番中)
マレーヤマアラシ Malayan Porcupine
ヤマアラシにマレーシアの固有種がいたのは知らなかったです。親子でごはんタイム。子どもも立派なトゲトゲなんですね。
オランウータン Orangutan
オランウータンはマレー語で「森の人」を意味する大型類人猿。現在この周辺のみの固有種となっています。
端で休んでいた子がとても可愛くて眺めていたら、写真を撮る時大あくび(笑)その様子を4コマ風に。
オランウータンについては、こちらの記事もどうぞ。
テングザル Proboscis Monkey
お待たせしました。ついにテングザル登場です。
テングザルについて詳しく
テングザルとは、ボルネオ島のみに生息する固有種で、オナガザルの仲間。主な生息地は海沿いのマングローブ林や川沿いの湿地林。
その大きく膨らんだ鼻が特徴的なテングザル。特に大きいのは大人のオス。食事の時には邪魔になることもあり、片手で鼻を押し上げながら食べ物を口に運ぶこともあるのだそうです。何のために大きいのかは正確には不明なのだそうで、メスに対するアピールや大きな声を出すための共鳴器とも言われています。
- 和名 テングザル(天狗猿)
- 英名 Proboscis Monkey
テングザルが他のサルたちと違うその他特徴
- 果物よりも葉っぱをたくさん食べる
- 指には水かきがついていて上手に泳げる
- 絶滅危惧種に指定されている
他のサルやオランウータンもそうだけど、みんな果物をたべるけどテングザルは葉っぱを食べるんだね。不思議。
泳ぎも上手なんだって。鼻以外にもいろいろと面白い特徴持ってるんだね。
すごく間近な距離でテングザルたちをみることができます。
奥の方に、立派な鼻をもったお方が鎮座して葉っぱを食べておられました。
暑さに注意
園内は1時間ほどで歩いてみてまわることができました。
が、動物たちの写真をみていただいても分かる通り、園内はとても暑いです!!なので、水分補給をこまめに忘れずに。帽子や日傘を持っていくのも助かると思います。
一応、ところどころにこんな休憩スペースも用意されています。皆さん暑さでクタクタのご様子。
動物園出口
お土産屋さん
動物園の出入り口付近には小さなお土産やさんもあります。
私たちは最後に売店でアイスキャンディーと冷たい飲み物を買いました。暑くて汗だくだったので最高に美味しかったです。
所在地
Lok Kawi Wildlife Park
住所:Lok kawi Putatan, 88200 Kota Kinabalu, Sabah
アクセス
コタキナバル中心街から園までは車・タクシーで約40分。
コタキナバル空港から園までは車・タクシーで約30分。
〈車/駐車スペース〉
敷地内に無料駐車場あり
【コタキナバル発】ロッカウイ動物園観光ツアー<半日/日本語ガイド/英語ガイド/昼食付>
ロッカウィワイルドライフパーク(動物園)とコタキナバル市内観光ツアー<午前/昼食付/コタキナバル発>
ボルネオ島リバークルーズ&市内観光 オランウータン・テングザル・ホタルに出会う1日満喫プラン<日本語/飲茶ランチ/マレー料理ビュッフェディナー/コタキナバル発>
営業時間
AM9:30 – PM1:00/PM2:00 – PM4:30
まとめ
テングザルをはじめ、たくさんのボルネオ島の貴重な動物たちに会える動物園、ロッカウィワイルドライフパーク。そんなに大きくもないので、1~2時間ほどで見てまわれる規模感かと思います。
ただ、とても暑いので事前に暑さ対策をしっかりしていくこともおすすめします。
コタキナバルでテングザルに会うには、動物園の他にもリバークルーズツアーで会いに行くツアーもあります。興味のある方はこちらの情報も参考にどうぞ。
同じマレーシア在住ブロガー仲間のおはるちゃんが書いた、ロッカウィ動物園の記事です。
私も行く前に読んで参考にさせていただきました。とても楽しいブログなのでぜひこちらも一緒にどうぞ。
コタキナバルへの旅行や観光スポットの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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