マレーシア トレンガヌ州沖の離島リゾート『プルフンティアン島／Pulau Perhentian』へ2泊3日で滞在してきました。今回私たちが滞在したのはリゾートホテル「Perhentian Island Resort（プルフンティアン・アイランド・リゾート）」。
島の概要から宿選び、出発から滞在中の様子、アクティビティ、食事、帰路まで、滞在レポートとして記事にします。これからプルフンティアン島への旅行を計画されている方へ参考になれば幸いです。
現在マレーシアクアラルンプールに住む私たちは、2022年旧正月期間(1月末～2月初旬)にクアンタン／コタ・バル／トレンガヌ へ「マレー半島東海岸縦断旅」をしてきました。旅行中立ち寄った場所のなかから、それぞれの場所でおすすめのスポットをピックアップして写真と一緒に情報や様子をレポートしています。
元旅行社員ならではの目線で、自分だったら知りたい・旅行計画前に知りたかったと思う情報をとにかく詰め込んでいるので情報を探している方の参考になりますように。
プルフンティアン島 情報
まずこの記事では、島の概要、宿選び、そして出発から到着までをレポートします。
島への旅を決めた理由
東海岸縦断旅をするにあたり、どこか離島にも行きたいと考えていました。トレンガヌの離島は他にもレダン島も有名ですが、マレーシア国内でも色々な離島に旅行している方に「総合的にプルフンティアン島がいちばんおすすめ」という話を聞いたので、今回はプルフンティアン島に行くことを決めました。
ビッグとスモール2つの島
プルフンティアン島(Pulau Perhentian)は、トレンガヌ州の離島・リゾートアイランド。西側のクチル島(Pulau Kecil：通称Small Island)と東側のブサール島(Pulau Besar：通称Big Island）の二つの島を合わせて『プルフンティアン島』と呼びます。(プルへンティアン島・ぺルヘンティアン島と表記される場合もあり)
私にはケンタッキーフライドチキンのドラムスティックとじゃない方に見えてしまう…。
島までのアクセス情報
島までのボートが発着する場所は「Kuala Besut／クアラブスッ」というトレンガヌ州の北端の街にある「Jetty Kuala Besut (to Perhentian Islands)」です。
飛行機で行く場合
トレンガヌ州の離島ですが、航空便でアクセスする場合はトレンガヌの空港よりもクランタン州のコタバルの空港から行く方が近いです。コタバルの空港からは車で所要約1時間、トレンガヌの空港から行く場合は車で所要約2時間です。
車で行く場合
クアラルンプールからクアラブスッまで直接行く場合、最短で車で所要約6時間です。コタバルからは車で所要約1時間、クアラトレンガヌからは車で所要約2時間です。今回私たちはコタバルから車で南下し、クアラブスッの港に車を停めて島へ向かいました。
もし時間が許すのであれば、行き帰りをコタバルとクアラトレンガヌで片道ずつ別々にして、それぞれの街歩きや観光も楽しむのもおすすめです！同じ東海岸ですが、街の雰囲気や様子もけっこう違います。プルフンティアン島への玄関口「クアラブスッ」は中間に位置しているので、私たちはプルフンティアン島へは日程真ん中の滞在にして、コタバルもクアラトレンガヌも両方楽しんできました。ひとつの案としてこういうコースもあるんだなという参考になれば。
クアラトレンガヌに関する記事はプルフンティアン島の記事書き終わったら書いてリンク載せます。
島に行ける時期
実は、プルフンティアン島には365日いつでも宿泊できるわけではありません。
オフシーズンとベストシーズン
マレー半島東海岸のモンスーン期（11月～2月）はオフシーズンとなり、宿やボートも休業となるところが多いようです。そのため島へのベストシーズンは例年、3月～10月頃なのだそう。
私たちがプルフンティアンに行ったのは2月。この情報を最初に見て、時期的にまだ無理なのかな？と思い調べてみたところ今年2022年は、行きたいと思った宿は旧正月休暇に合わせて2月1日から開業するということで、ちょうど日程を合わせ行くことができたよ。
モンスーンの時期は天気が荒れてボートが出せずキャンセルになることが多くあるためなのだそう。ただ、私たちが行った時は季節の変り目でもあり、運よく天気にも恵まれて行きも帰りも特に問題なく移動が出来ました。
もちろん、ベストシーズンと呼ばれる時期でも天気が荒れることはまれにあるようでこればかりは完全に運としか言えないよね。日本の夏休みに台風が発生するみたいな感覚かな？(ほんと、天気は誰にもわからない！)
ウミガメの産卵シーズン
ベストシーズンの中でも更に6～8月ごろは、プルフンティアン島にウミガメが産卵にやってくることでも有名だそう。野生のウミガメが見たいと思っている方はその時期に合わせて行くとウミガメに会える確率が高まるようです。
ウミガメ狙いならばこの時期に。ただ、６～８月はスーパーピーク期ということで宿泊費が一番高い時期みたい。PIRの場合、料金表をみると+RM200～RM300(部屋・泊あたり)が相場のよう。※2020年情報
宿選びについて
プルフンティアン島に行きたい！と思ったものの、島も2つあるし宿もたくさんあるしで、どの島のどの宿に泊まったら良いのかわからない…。
どっちの島？どこの宿？
私も旅行計画中、たくさんの口コミを読み漁りブログやYouTubeなども検索して検討しましたが、如何せん「全部コロナ前の情報しかない！！(当たり前)泣」
行けるのも今年(2022年)の営業初日なので、選べる選択肢も限られていましたがとりあえず定番人気の場所なら間違いなさそう？ということで、ブサール島(Pulau Besar：通称Big Island）にある老舗人気リゾート『Perhentian Island Resort(以下PIR)』に決め、滞在してまいりました。
結果・・・・・大・大・大正解でした！！！
とにかく、その理由はこの後のレポの内容を読んでいただければとは思いますが、もし私たちのようにプルフンティアン島へ初めての旅行を検討しているのであれば、友人同士、カップル、ご夫婦、ご家族、おひとり様でも。皆さんにおすすめしたい宿です。
いろいろな予約プラン
予約する際、どのサイトやどの宿を予約するかにもよりますが宿によって最初からもろもろ含まれているパッケージプランもあったりします。(例えば、空港からクアラブスッまでの往復送迎が含まれていたり、シュノーケルツアーが含まれていたり、滞在中の食事が含まれていたり) もちろん宿泊だけの予約もできます。以下私たちの経験上のお話を少し。
送迎について
私たちは車旅だったため利用しませんでした。空港からなら移動手段はバスもあるようです。空港にあるカウンターで送迎シャトルを申し込んでも良さそうですが、その場で金額を比べてみて、グラブ等でさくっとタクシーを呼んでしまうのも手かなと思います。
食事について
この後の滞在記に詳しく載せますが、食事は朝食付にしました。PIRの場合3食付きにもできたのですが、結果的に朝のみでよかったです。何故かというと、自分たちの好きなタイミングで、別ホテルや別レストランでも食事ができたからです。泊まるホテルから極力動きたくない、同じレストランの食事でも良い、という場合は3食付きにしても良いかと思います。
アクティビティについて
ダイビングやシュノーケル、トレッキングのプランが込み込みセットになったプランもあります。私たちは滞在中フレキシブルに決めたかったのでセットプランにはしませんでした。恐らく超繁忙期とかでなければツアーは当日や前日でも単発で申し込みができます。天気の様子や自分たちの体力・気分でその都度決めましたが、その方が私たちには合っていました。
コロナ後のプルフンティアン島
「どちらの島・ホテルに泊まるかはお好みで」などといろいろなガイドブックや観光案内に書いてありましたが、もし初めてで右も左もわからない状況ならばここPIRなら間違いないです。(もはや断言)
どちらの島に泊まる方が良いのか迷っていましたが、正直な感想として、現在はコロナ前とは状況がいろいろ変わっていると思いました。私が調べていた事前情報とは異なることも多々ありました。詳しいポイントはこの後記事の中で触れていきます。コロナ後のプルフンティアン島の状況が知りたい方のお役に立てれば嬉しいです。
滞在レポ―出発編―
コタバルからクアラブスッへ
コタバルの街から海沿いを走り南下してきました。お天気にも恵まれ気持ち良い。
道中、海沿いの街らしい景色も楽しめました(貝売りの屋台も沢山並んでます)
▼トレンガヌへ再突入。ただいまー！(3日前に一旦通り過ぎてる)
一見怪しいパーキング兄さん
Jetty Kuala Besut(ボート乗り場)に着いたは良いものの、駐車場どこなんだろう…とうろうろしていたら、救世主のごとくバイク兄さんがやってきて話しかけられました。
ヘイ！どこに宿泊だい？
プルフンティアンアイランドリゾートだよ
おけ！駐車場と乗り場案内するから、ここで彼女と荷物一旦降ろしてついてきて！
マテマテ、何か怪しくない？PIRのスタッフでもなさそうだし本当に大丈夫？騙されないでよ？
まぁまぁ、多分大丈夫でしょ
てな感じで彼に言われるがまま駐車をし、駐車料金を支払いました。結論から言うと怪しい人ではありませんでした（笑）というのも、みな自分たちの駐車場に車を停めて欲しいから、同じような兄ちゃんたちが他にもうろうろしてます。もちろん全員が怪しくないとは言い切れませんが、私たちを案内してくれた兄さんは船が出る場所やら親切に教えてくれて優しかったです。車で行く予定の人は事前にパーキング兄さんたちの存在を知っておいてください。
▲駐車料金は1日RM10、3日間でRM30でした。
専用窓口へ行くも
PIRにはボートフェリー受付の専用窓口があると事前に調べ分かっていたので行ってみたのですが。なんと、やってない。
え、なんで？もしかして営業開始してない？いや予約できたしそんなわけは…汗
まだ今日始まったばかりだから開いてないのさ！PIRならこっちから乗れるぜ！
と、桟橋から少し離れたところにわらわら人が待っているエリアがあり、バイク兄さんにここで待つように言われました。でもまだこの時兄さんを疑っていたので、本当にあってるのか半信半疑。しかも確認しようとホテルに電話しても電話出てくれない！
結果…バイク兄さんの言う通りでした。多分時期が時期なので、宿専用のボートは運行していなかったようで色々な宿に泊まる方を数社のボート会社が代わりばんこにまとめて案内される形式でした。そんなの聞いてないよー！
閑散期に行くとこういうパターンもありますということで、どなたかの参考になりますように。
取りまとめているおばちゃんに料金を支払います。料金は片道1人RM35。
バイク兄疑ってごめん。ありがとう。
売店の様子
周辺には小さな売店が並んでいるので出発を待つ間、冷たい飲み物など入手できます。私はピサンゴレン(揚げバナナ)とクロポッをもぐもぐタイム。
▼クロポッってなんぞやという方はこちらの記事もどうぞ。
桟橋への号令
ちなみに、出発時間は決まってません。人数が集まったら都度出発な感じでした。なので本数や状況は時期によっても違うのかもしれません。とりまとめおばちゃんの合図の元、皆で桟橋へ移動。
▼この船に乗ります。やっとだー！(出発まで1時間半ほど待ちました)
スピードボートで出発
いよいよ出発！けっこう満員です。つけてない人いましたが、救命具は必ず身に付けましょう！安全のためです。
沖に出るとすぐ海の水の色がブルーグリーンに。最初の島に到着するまでは約45分ほどかかりました。
クチル島の西側周辺泊の方々が先に降ろされます。こんな感じで小さなボートに移って降りていきました。※桟橋を使えないホテル泊だと、荷物が多い方や子連れの方には大変そうだなと思いました。
水上モスクと集落
その後ブサール島に向かうのですが、クチル島の南側に立派な水上モスクが見えました。この周辺には民家もたくさん見えますが、この島に住む人々の小さな村集落なのだそうです。
青い海に映える白い屋根が特徴的なモスク。ブサール島の西側ビーチからも見えます。
移動中右にブサール島、左にクチル島の景色を楽しめて面白かったね
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ターミナルに到着
ブサール島のプルフンティアンアイランドリゾートのある桟橋ターミナルに到着！到着までは途中寄港もあったので55分くらいでした。海きれいすぎてもう、わくわくが止まりません！
桟橋もカラフルで可愛いので撮影楽しんでる方も多かったです。しっかりした大きな桟橋で、ガラガラキャリーの荷物も運びやすくてGOODです。
このあとは次の②の記事へ続きます…！
まとめ
島の概要・出発までのポイントをまとめると下記の通りです！(2022年2月の話なので時期や状況で変わることもあるかもしれませんが)
このあとは次の記事に続きます！②リゾート内の様子、部屋の情報、食事の様子などなどはこちらから▼
プルフンティアン島への旅行やホテルの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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