本記事では、マレーシア サバ州の街タンパルリにある観光スポット「タンパルリ橋 Tamparuli Suspension Bridge」について、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子や情報を紹介します。
私たちは1日タクシーチャーターにて、コタキナバルから日帰りクンダサン観光をしてきました。おすすめ観光スポットやアクセス情報など詳しくはまとめ記事からどうぞ。
Tamparuli Suspension Bridge 情報
スポット概要
タンパルリは、コタキナバルからキナバル山方面に向かう道中にある街。観光スポットにもなっている吊り橋が有名です。橋には地元民に伝わる伝説があり、先住民ドゥスン族の民謡でも歌われている有名な橋なのだそう。

道のり
私たちはクンダサン戦争記念館を出てキナバル国立公園に立ち寄り、コタキナバルまでの帰り道の道中タンパルリ橋へ立ち寄ってきました。
山道を一気に下っていきます。

橋に到着
あっという間にもう夕方で、橋に到着したのは17時を過ぎた頃でした。

橋のすぐ隣にあった売店で冷たい飲み物を入手。かわいいネコとイヌがたくさんいて、癒されました。

橋の下アート
橋の下にウォールアートを見つけたので近づいてみます。

見事なウォールアートが。どんな意味があるのかなと思っていたのですが、地元ドライバーのインドラさんが後からいろいろ教えてくれました。

英国植民地時代、英国軍人主導でこのタンパルリ橋を建設したが洪水によって何度も繰り返し壊れてしまった。地元サバの原住民たちによれば川の精霊がこの神聖な場所に橋を建てたことを怒っている、怒りを鎮めるにはいけにえとして美しい少女を差し出す必要があると言った。いけにえを差し出してから現在まで、この橋は壊れることなく残り続けているという。
1960年5月、地元女性を救うためにこの橋を使って病院に向かった英国人兵士2人が、川の上で洪水に巻き込まれてしまい命を落としてしまった。彼らを追悼した記念碑も橋の近くに建てられている。

いけにえや事故は恐ろしいけれど、そういう伝説を言い伝えて神聖な場所として今も橋を大切にしている地元のお話も伺えてよかったな。
有名なドゥスン族の民謡
もうひとつ、この橋が有名な理由は地元ドゥスン族の民謡歌手が歌う「Jambatan Tamparuli」という曲(曲名はこの橋の名前)があるのだそう。インドラさんもニコニコしながらこの曲歌ってくれました。
YouTubeにも曲がありましたので、タンパルリ橋に行かれる予定のある方や興味のある方はどうぞ。

歌えるようにしておけば地元のみなさんと仲良くなれるかもにゃ
吊り橋の上を歩く
早速橋を渡ってみます。このサバの伝統的な柄でカラフルに塗装された橋枠も素敵。

吊り橋なので、なかなか揺れます。高所恐怖症の方にはちょっと怖いかもしれません。

吊り橋は徒歩でしかわたることができませんが、左側に車両用の道路が見えました。川が増水すると通れなくなるみたいです。

反対側の橋枠も少し違う柄で可愛くデコレーションされています。

解説板

地元ボランティアによる伝統音楽とダンス
このタンパルリ橋では、地元の有志ボランティアたちによって楽器で伝統音楽や民謡の演奏、ダンスショーなどが行われているそうです。

開催時間を調べたのですがはっきりとは分からず。恐らく観光客の多い昼間の時間帯なのではないかなと思います。遭遇できましたらぜひ一緒に鑑賞して楽しみましょう。
所在地
Tamparuli Suspension Bridge
住所:Jalan Bontoi, Tamparuli, 89250 Tamparuli, Sabah
アクセス
コタキナバル中心街からタンパルリ橋までは直通で車・タクシーで約1時間~。※渋滞状況や時間帯によって異なります。
〈車/駐車スペース〉
橋の周辺には無料駐車場あり
営業時間
AM7:00 – PM5:00
※恐らく橋自体は24時間通行可能かと思います。
入場料
無料
まとめ
小さなスポットではありますが、橋はなかなかスリルがあって楽しめます。コタキナバルからクンダサンの道中にあるスポットなので、高所が大丈夫な方や伝説がお好きな方にはぜひおすすめしたいサクッとみられる観光スポット。
クンダサンやキナバル公園観光の前後に組み込んでみてはいかがでしょうか。

▼次の記事では個別記事では紹介しきれなかったスポットやその他おすすめの場所含めクンダサン観光をまとめた記事を公開予定です!お楽しみに。
▼こちらはタンパルリ橋の前にクンダサンで立ち寄った観光スポット「クンダサン戦争記念館 Kundasang War Memorial」の記事。

キナバル山周辺観光スポットの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
その他キナバル山周辺・クンダサンのおすすめ観光スポットやアクセス情報など詳しくはまとめ記事からどうぞ。
- サバ州観光局公式サイト「Tamparuli Bridge」ページ
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