本記事では、マレーシア ペナン島にある仏教寺院「Kek Lok Si Temple 極楽寺」について、実際に撮影してきた写真とともに建物の様子について紹介します。
Kek Lok Si Temple 極楽寺 情報
マレーシア第2の観光都市で、世界遺産・観光・リゾートと見どころや魅力満載のペナン島。
本記事で紹介するのは、ペナン島ジョージタウンからは車で約30分、マレーシア最大の仏教寺院「Kek Lok Si Temple 極楽寺」。
丘の上に建つ寺院なので景色も良く、その色彩豊かな数々の寺院建物や装飾が空に映える美しく壮大なパワースポットです。
広大な敷地内にはたくさんの建造物や装飾の数々が立ち並び、見どころ盛りだくさんでとにかく豪華。
中でも高さ30mのパゴダは、中国・タイ・ビルマ(ミャンマー)の3様式が混在しており、異文化が混ざり合うペナンの雰囲気を感じることができる場所でもあります。
観光前準備アドバイス
実際に極楽寺観光してきた経験から、これから行かれる方にぜひ事前にお伝えしたい準備のことをまず書きます。
暑いから無理せず楽しむにゃ!
建立と歴史
極楽寺は、当時ペナンの仏教住職者界をけん引したBeow Lean氏が風水からこの土地を選定。
1980年から約40年という長い歳月をかけて、様々な職人たちや住職たちにより段階的に造られてきたマレーシア最大の仏教寺院。
寺院の敷地総面積は約12万㎡にも及びます。
日本人的に分かりやすく例えると、東京ドーム約2.5個分もの広さ!
道のり
今回私たちは寺院へ車で向かいました。アクセス情報については記事の後半にて紹介します。
目の前に寺院がみえてくると、お店や屋台で賑わうエリアに入ります。
駐車場情報
駐車場はかなり潤沢。リフトを使うなら入ってすぐの駐車場に停めるべし。
歩くつもりなら上の方にも停めるスペースあるので上に停めるのもあり。
マップ上だと下の駐車場はこの場所です▼
一番下の駐車場から見える寺院の全体感。まるで丘の上の巨大なテーマパーク。
この写真の傾斜感からも伝わると思いますが、上に行くまでけっこう距離があります。
極楽寺入り口
こちらは下のエントランス。正面がリフト乗り場、右に行くと徒歩ルートです。
体力温存したい方や時間がない方にはリフトルートがおすすめ。
リフトには車いすやベビーカーごと載せることも可能で、片道1人RM3をカウンターでお支払いして乗ります。
極楽寺見どころ
私たちは徒歩ルートで向かったので、その途中で見たものからレポしていきます。
亀の開放池
めちゃくちゃ亀のいる池。とにかく数がすごい。
おじさんが日本語で「カメのエサあるよ~」と言って売っていますのでお好きな方はどうぞ。笑
亀は強さ、持久力、長寿を象徴しているんだって。
数々の寺院大殿
カメの池から最初の建物まで約10分ほど、結構登ります。
最初の建物の寺院を参拝。なんとも豪華絢爛な装飾の大殿。
壁や天井、とにかく細かくてすごい。吸い込まれてしまいそう。
ウィッシングリボン
それぞれのテーマから選んだリボンに願い事を書き枝につるすことができます。願い事をする場合、1つRM1をボックスへ。
夫と私それぞれリボンを選び、願い事を書き入れ枝にかけました。
圧巻のガーデン
順路を進みます。中庭ガーデンに出てきました。
ここからの景色もダイナミック。たくさんの建物が連なっています。
細かな装飾美
建物の壁や門、通路にも細かくてカラフルな装飾が盛りだくさん。
歩きながらも次から次へと見どころが現れ、まるで美術館のよう。
先ほどとは別の建物の寺院前の様子。ここもかなり豪華絢爛です。
極楽寺必見ポイント①パゴダ
順路を右側に進み、パゴダ方面へと向かいます。
入場料お支払い
パゴダのエリアへは1人RM2のお支払い。
パゴダへ向かう途中にある寺院本殿。こちらも例にもれず豪華絢爛。
寺院の先に少し開けた空間が現れます。目の前にそびえるのは7重の塔パゴダ。
パゴダの高さは約30m。中国・タイ・ビルマ(ミャンマー)の3様式が混在しており、中には約1万体の仏像がはめ込まれているのだそう。
パゴダにのぼる
入る前に靴を脱ぎ、パゴダ正面の入り口建物内へと進みます。
中には、ブッダが悟りを開いた地とされる仏教の聖地インドブッダガヤにあるマハーボディ寺院の模型も飾られていました。
仏像の奥に続く階段から登って行きます。
こんな感じで狭い階段をひたすらぐるぐると登ります。
途中途中、見えてくる景色がだんだんと高く。
全ての階には仏像が飾られており、壁にもたくさんの仏像が埋め込まれています。
パゴダ頂上からの景色
一気に登りきれば、約5分ほどで頂上に到着。パゴダ頂上からの景色は素晴らしいです。
寺院全体も見渡せる、ダイナミックなパノラマビュー!
そして登り切った達成感!
(超へとへと&汗だく)
パゴダから見える巨大観音
極楽寺もうひとつの大きな見どころ、巨大観音の横顔も見えます。
私は個人的にこのパゴダ前の庭の部分の雰囲気がとても気に入りまして、しばらくまったりしていました。
良い感じの音楽が流れ水の音がしていて、とても癒されます。
すぐ隣には鐘もあったので、お賽銭を入れてここでも願いごとをしつつ鐘をつきました。
お土産屋さん通り
パゴダのエリアから中央へ戻り今度は正面向かって左側のエリアへ。たくさんのお土産屋さんが立ち並んでいます。
この周辺で冷たい飲み物やアイスキャンディなども購入可能。
このさらに奥に進むと、巨大観音へ続くルート・リフト乗り場があります。
極楽寺必見ポイント②巨大観音
もうひとつの見どころポイントが、丘から見下ろす巨大観音像。
慈愛の女神、クアン・イン。高さ30.2mのブロンズ像です。
わたしたちはここで体力の限界がきたため、この日巨大観音の見学はスキップ。次回訪問時には絶対にリベンジしたいところ。
無理をするのはやめました。こんなに体力が奪われるものなのかと痛感。とにかく暑かった。。
便利な移動手段
冒頭でも紹介しましたが、極楽寺ではリフトやバギーを使っての移動が可能です。それぞれ片道1人RM2~3ほどかかりますが体力温存のために積極的に使っても良いと思います。
わたしたちはこの日、帰り道はバギーとリフトを使って下りました。
バギーサービス
お土産屋さんエリアの手前廊下あたりから、上下ピストン運行しているバギーを利用して帰路へ。
片道1人RM2。黄色の看板のところに立っているスタッフの方にお支払いしチケットをもらいます。
リフトサービス
バギーでStation2まで降り、リフトで一番下のStation1へ。リフトは片道1人RM3。
下から来るリフトを待つので5分ほど待ち。
リフトは巨大エレベーターっぽい感じで、しっかりしてます。
乗ってる時間はあっという間ですがアトラクション感もありなかなか楽しかったです。
期間限定夜のライトアップ
極楽寺では、毎年春節旧正月前後の約1か月間、夜のライトアップイベントが催されます。
今年2023年の開催は1月17日(火)~2月18日(土)期間とのこと。
夜のライトアップが行われる期間は特別営業となり、夜7から午前0時まで見学可能なようです。
みられる期間は限られますが、タイミングが合えばラッキーですね。いつかこの時期にも行ってみたい‥!
所在地
Kek Lok Si Temple/極楽寺
住所:Kek Lok Si Temple, Jln Balik Pulau, 11500 Air Itam, Penang
アクセス
観光で訪れたり、滞在する方も多いジョージタウン方面からのアクセス情報です。
〈公共交通〉
バス:コムターのバスターミナルから極楽寺行きの路線バス(203番または204番)で約45分。
〈タクシー/Grab等〉
ジョージタウンから車で約30分。
〈車/駐車スペース〉
敷地内入口付近に野外無料駐車スペースあり。
開館時間
AM8:30 – PM5:30
※駐車場入り口はPM5時クローズ
※旧正月ライトアップの時期は夜間営業あり
入場料
無料/パゴダエリアへの入場は有料(1人RM2)
※その他移動にリフトやバギーを利用する場合は片道別途RM2~3かかります
まとめ
マレーシア最大の仏教寺院というだけあって、かなりの見応えでパワーを感じる寺院でした。とても1回の訪問ではすべてを周りきれません。
建設の歴史や建築様式からも様々な国の影響を受けているのがわかり、他民族が暮らすペナン島を象徴するような寺院だなと感じました。
世界中から信者の方や観光客も訪れる極楽寺。ペナンへ旅行予定の方にはぜひおすすめしたいパワースポット・観光スポットのひとつです。
ペナン島への旅行や観光の情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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