美食グルメの街としても有名なマレーシア ペラ州の州都イポー。中でももやしはイポー名物で、イポーに行くなら必ず食すべきメニューでもあります。今回有名店2店舗で食べ比べてきましたので、両店のお店の様子やメニューなど含め撮影してきた写真とともに紹介します。
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イポーのもやし
みんなもやしもやしって言うけどさ、たかが「もやし」でしょ?何がそんないいの?
いやいや、、食べた人にはわかるんですよ、その良さが!!
そもそも、イポーのもやしってなんであんなに美味しいんだろうね?
イポーもやしの特徴
”イポーのもやしは世界一!”と表現している記事や口コミも出てくるほどイポーのもやしって有名なのですが、その特徴は主に以下の通りなのだそうです。
- 太くて短いひげ根
- 厚みがあってジューシー
- 独特の甘みがある
日本で食べるもやしや他の地域では、根の部分が細長いのが一般的だよね。
たしかにイポーのもやしは太さがちがうね!そしてれんげで簡単にすくえる短さ。
イポーもやしのひみつ
地下水
イポーもやしの特徴のひとつでもある独特な甘みのある味は、炭酸カルシウムを多く含むイポーの石灰岩丘からの地下水によってつくられているから、と考えられているそうです。
もやしは1日に何度も水を入れ替える必要があり大量に水を使うため、水質によって味や品質が変わるのだそう。
秘伝のレシピと歴史
イポーもやしは、主にイポー駅西側のBuntongの街で生産されており、なんと生産者は8つの家族のみ。(※2010年時点)
彼らはそれぞれ独自の製法でもやしを生産しておりその製法は「企業秘密」として先祖代々受け継いでいるのだそう。まさに秘伝のレシピ。
70年以上もやしづくりに従事してきたとある生産者家族は祖父の世代から、100年以上先祖代々イポーBuntongの地でもやしを作り続けているのだそう。すごい歴史ですよね。
もやしの消費期限
一般的にもやしの消費期限は製造日から2~3日後と言われています。足がはやい食品ゆえ、イポーで生産されたもやしは他の州や地域に出回ることが困難。だからこそ、イポーで食すもやしはいちばん新鮮でいちばん美味しいのです。
もやし&チキン食べ比べナイト
キャメロンハイランドからの長い山道を抜け(※前回までの記事参照)、腹ペコ状態でイポー入りした私たちは、到着早々もやしとチキンの有名店エリアへ。
このエリアには【Tauge Ayam タウゲ アヤム】と看板に書かれたお店が沢山並んでいます。
- Tauge タウゲ = もやし
- Ayam アヤム = 鶏肉・チキン
という意味のマレー語。
事前に調べていた老舗有名店『Low Wong 老黄』に行きたいと思っていたのですが、夫同僚で学生時代をイポーで過ごした、いわゆる地元中華系マレーシア人の方から『Ong Kee 安記』の方がおすすめだと教えてもらっていました。
それなら、どっちも食べればよくない?
ということで同じ晩に両店舗、食べ比べてまいりましたのでそれぞれレポします!
Restoran Ong Kee (安记芽菜鸡沙河粉)
老黄の方が営業時間が長かったので(※訪問当時)、まずは地元っ子おすすめの安記から。
安記の外観
青の看板とTigerビールのマークが目印の角のお店です。実は老黄の対角線上向かいのお店。
席はほぼ満席でしたがほぼ待たずに座れました。
安記の厨房
お兄さんたちが忙しく盛り付けしています。
安記メニュー情報
価格は手書きされていたので、もしかしたら改定することもあるのかも。
▼私たちはSet Mealの2名分を注文。もやし・チキンの2人前に+人数分のライスか麺、ドリンクがついてきます。
安記のもやし&チキン
念願のイポーもやしとご対面!茹でたもやしにコショウとネギがふられ、お店オリジナルのたれに浸かっています。
▼もやし・チキンの2人前量はこのくらい。チキンもボリュームあります。
もやし、シャッキシャキで美味しすぎる。参りました。このタレも一体何?奪い合うようにあっという間に完食!
もやしが本当に美味しすぎて普通にあと2人前おかわりしたかったのですが、老黄のために我慢。
安記店舗情報
Ong Kee Restaurant
住所:No. 48, 51/53, Jalan Yau Tet Shin, Taman Jubilee, 30300 Ipoh, Perak
営業時間:10:00am-2:00am
Restoran Lou Wong (老黄芽菜鸡沙河粉)
ということで、本日2軒目の老黄へ。ここは恐らくイポーでいちばんのもやし有名店です。Googleマップの口コミ件数もTOPですし、地球の歩き方や観光情報のサイト、他の方のブログにも必ずここが載っている老舗有名店。
老黄の外観
黄色の大きな看板が目印。満席で賑わっているので分かりやすいと思います。
▲実は老黄のすぐ右隣に赤い看板の「Onn Kee」という名前のこちらももやしチキン屋さんがあるのですが、どうやら先ほど紹介した安記の姉妹店っぽいです。(同じメニュー表使ってました。) 味付けが同じなのかどうかは分かりません。
▼この通り、先ほどの安記とは真向いで近いので、私たちのように食べ比べも楽しいですよ。
老黄でもすぐに席案内してもらえました。席数はこちらの方が多いです。
老黄の厨房
さすが有名店、カメラを向ける観光客への対応が慣れていらっしゃる。カッコよくチキンカットをしている姿を撮ろうとしたらとっさにこのポーズです。お仕事中なのにありがとうございます。
老黄メニュー情報
老黄のメニューの方がシンプル。もやしの単品価格だけみるとこちらのほうが安いですね。2022 New Priceと書いてるので価格改定後なのかも?
▼店内壁には雑誌や新聞に載りました!芸能人ご来店!的な張り紙や写真も。さすが有名店。
老黄のもやし&チキン
▼こちら2人前。見た目や量は安記の時とほぼ同じ。たれの味だけが違いました。もやしは新鮮シャキシャキ。
チキン、1人前だけ頼んだのにこの量。多いです。そしてぷりっぷりで美味しい!
老黄店舗情報
Restoran Tauge Ayam Lou Wong
住所:No. 49, Jalan Yau Tet Shin, Taman Jubilee, 30000 Ipoh, Perak
営業時間:10:30am-9:30pm
食べ比べた結果
2店舗でもやしチキンを食べ比べてみた結果、私たち夫婦の評価は満場一致で以下の通りです。
- Tauge もやし → 安記の勝利
どちらのもやしも新鮮シャキシャキで美味しかったけど、安記のもやしのたれの方が私たち的には好みだった! - Ayam チキン → 老黄の勝利
どちらのチキンもぷりぷりだったけど、老黄のチキンの方がよりプリプリで美味しくかつ量も多いのでコスパが良いと思った!
おまけ情報:イポー名物スノービール
Kafe Yoon Wah 元华饮食阁雪花啤酒
こちらも地元っ子に「絶対に飲んできてね」と推されていた、イポーのもうひとつの名物『スノービール/雪ビール』。食後にぐびっと飲みに行ってきました。
記事で紹介したもやしチキンの有名店エリアからは、歩くと10分くらい。イポー駅方面、旧市街の中にあるお店「Kafe Yoon Wah」他のお店は夜ほとんど閉まっていますが、この界隈だけがにぎやかなので、すぐにわかります。
噂の雪ビール
じゃーん!まるでシャーベットのようなビール。シャリシャリしてて新感覚。他に美味しそうなメニューもいろいろありましたが、私たちはもやしで腹が膨れていたため今回はビールだけで。気になる方やビール好きにはぜひおすすめです。
まとめ
『イポーもやし』だけにフォーカスするなら地元っ子におすすめしてもらった安記の方が私たち的には好みだったので、とにかくもやしをたくさん食らいたい方や、老黄が混んでいて入れなくて困ってる方、王道の老黄以外でも食べてみたいという方にはぜひ安記もおすすめしたいです!
でも結局どっちもとても美味しくて2人でペロリと平らげましたので、それだけイポーはもやし&チキンが美味しいし、私たちのように何店舗かで食べ比べてみるのも楽しいのでぜひ両店ともにおすすめしたいです。
イポーへの旅行や観光、グルメスポットの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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