本記事では、マレーシア クアラルンプール中心地にある5ツ星ホテル「EQ Kuala Lumpur (EQクアラルンプール)」へ2021年12月末に宿泊した際に撮影してきた写真とともに部屋の様子やクラブフロア宿泊特典、食事内容、建物内の雰囲気などを宿泊記として紹介します。

実はクアラルンプールって世界的に見ても5ツ星ホテルの価格帯が最安レベルって知ってた?日本や他国じゃ桁違いな価格帯レベルのホテルも、少し頑張れば手が届くよ。今回は移住1周年を記念して「EQ クアラルンプール」に2泊したよ。

元旅行社員で数多くのホテル視察経験のある私ならではの目線で、自分だったら知りたいなと思う情報をとにかく詰め込んだので情報を探している方の参考になりますように。
EQ Kuala Lumpur 情報
『EQ Kuala Lumpur/EQクアラルンプール』は2019年3月オープンしたクアラルンプールでは新しい5ツ星ホテル。

歴史
以前この場所は『Hotel Equatorial Kuala Lumpur』という1973年に開業した老舗5ツ星ホテルでした。建物を全て一新リニューアルしたEquatorial Plazaタワー内に新たなブランド名で誕生した『EQ Kuala Lumpur』はクアラルンプール中心地、ゴールデントライアングルのまさに中心部にある52階建て、440の客室とスイートを備えるクアラルンプールを代表する一流ホテルです。(公式サイト「About Us」より抜粋引用)

メインエントランス

エントランスには面白いデザインの銅像が色々。

これらはマレーシア人アーティストNizam Abdullahの作品で、以前の建物のDNAを残したいというCEOの想いから、建て替え前の建物の金属の一部を利用して創られているのだそう。(引用:EQプレスリリース)


一緒に写真撮るのも楽しいね。
ホテルは全館禁煙。エントランス脇に喫煙スペース有。
ロビー
クリスマス、エントランスにそびえる大きなツリーがとても素敵でした。奥のらせん階段もInstagrammable(インスタ映え)なスポット。

ロビーにぽつりと置かれたこの浮いても見える?ユニークな像は、フランス人アーティストBruno Catalanoの作品。

作者はこの彫刻を通して「全てのトラベラーは必然的に、旅した場所に思い出と自分の一部を残していく」というメッセージを残しているのだそう。

だから旅するたびに身体の一部がどんどん欠けていってるってことなのかな。不思議だけどなんだか素敵なメッセージ。
マレーシアの芸術家Yan Sook Leongがマレーシアの各民族における伝統的な生活シーンを描いたアート作品。

チェックイン
グランドフロア(GF)のチェックインカウンター

▼今回泊まるのはクラブフロアなので、まず50Fへ。このエレベーターホールのラグジュアリー感!

▼クラブ専用レセプションにてチェックイン。おしぼりとウェルカムドリンクを頂きました。

ホテルの基本チェックインタイム:3pm/チェックアウトタイム:12pm
部屋タイプ:Premier King Club
▼今回泊まったのは47Fの角部屋#4719。部屋のドアは廊下側に面してないタイプで、コネクションする場合にも適した設計。廊下で音しないのも良い。


▼Premier King Club(プレミアキング・クラブ)。広さ50平米。角部屋だったので見晴らしも良く明るい。カードキー差し込むと自動でブラインド上がる方式。

個人的に床がウッドなのがすごく好き。モダンインテリア。部屋の中に段差は無くバリアフリー設計で安全面も◎

▼お部屋のファブリックも可愛いなと思っていたらやはり、Nala Designsさんでした!


▼ウェルカムスイーツのクリスマスチョコレート。可愛すぎるー!(勿体なくて食べれない)

全室Free Wifi有。チェックイン時に案内貰えます。
眺望
▼ベッドに寝転がるとツインタワーが目の前に、どーん!ザ・クアラルンプールな景色なのも嬉しい。


▲24日の夜は少し雨が降ったのですが、窓に水滴がついた街の夜景もまた幻想的。
ミニバー
▼NESCAFÉ® Dolce Gusto®のコーヒーマシーンやBOH TEAが3種。冷蔵庫内のドリンクは全て無料で飲み放題です。奥の瓶入りマンゴーとオレンジジュース美味しかった。


ミニバーの飲み放題特典はクラブ以外も全室共通特典のようです。
バスルーム
▼バスルームもラグジュアリー感のある大理石仕様。清掃もしっかり行き届いててさすが新しい5ツ星。個人的には洗面台2つあるのもポイント高し。左奥がシャワールーム、右奥にトイレ。(ウォシュレット付き)



▲約1年ぶりのバスタブ!!(感動の涙。)身体こするヘチマスポンジが付いてるのも嬉しい。バスソルトあったのですが、香り・色ほぼ無しなので使いたい場合はお気に入りを自分で持参する方が良いかな。
アメニティ
アメニティ類も充実。クラブルームの場合はヘア・ボディケア用品はフランスのデザイナーブランド「BALMAIN(バルマン)」にグレードアップしてます。ラグジュアリーな香りでした。▼スリッパは日本人には嬉しい草履タイプ。
「BALMAIN(バルマン)」はバレンシアガ、ディオールと並び「3大デザイナー」と呼ばれる実力派ブランドなんだとか。グランドハイアット東京でも採用されているアメニティライン。



ハブラシセット/マウスウォッシュ/カミソリ/シャワーキャップ/ヘアブラシ/ヘアコーム/ネイルファイル/シャンプー/コンディショナー/ボディウォッシュ/ボディローション/ハンドサニタイザー/固形石鹸/ヘチマスポンジ/バスソルト/スリッパ/バスローブ/ヘアドライヤー/アイロン設備…他
▲2泊目のタオル交換時に清掃のお姉さんが「EQの通常アメニティも使ってみてね」と追加バルマンと一緒に通常バージョンも手渡してくれました(3枚目)。どちらも使い心地良かったです。
クラブフロア特典
私たちが宿泊した2021年12月末時点のEQクラブ特典は以下の通り。

マーカー引いた部分、もはや3食付き的な感じでホテルから出ずにずっとゆっくりできてしまうのがクラブフロア最大の魅力だよね。

特にお酒(ビール・ワイン・カクテル等)飲む方にとっては最高で、ラウンジはもちろん飲み放題。

詳細はここから下に詳しくレポ▼
クラブラウンジ
クラブ特典の醍醐味、ラウンジ提供の軽食とドリンクについて、各日撮影してきましたのでどんな内容なのか知りたい方は参考にどうぞ。
DAY1 Afternoon tea
チェックイン後すぐに、まずはゆっくり1回目のアフタヌーンティ。▼この日のラインナップはクロワッサンやバターパンのサンドウィッチなど3種・ミニスイーツ4種・スコーン・スナック類。紅茶はマレーシア名産のBOH TEA数種類から選択可能。





▲このスコーンの横に置かれてるFresh Creamが目ん玉飛び出るほど美味しいです。しっかり丁寧に手作りされた、新鮮できめ細かくてなめらかで甘くなくて、とにかく最高!
DAY1 Sundowner and hors d’oeuvres
EQではサンダウナー&オードブルと表現されていますが、いわゆるイブニングカクテルタイムのこと。▼サラダ・トッピング・ピタパン・サルサソース・チーズ・冷総菜3種・温総菜4種・ケーキ5種・スナック各種と盛りだくさん。ドリンクはフルーツジュースや炭酸ジュース各種、お酒もビール・ワイン・カクテルと種類豊富。






▲イブの夜は、KLタワーの見える側の席で。(ちなみに反対側にはツインタワーが見えます)ケーキもクリスマス仕様でとても可愛いく美味しく、日が落ちる時間帯 街の色が変わっていく様子を紅茶片手に優雅に眺める時間は贅沢の極み。

久々に運転しないからビール&ワインを飲んで上機嫌
DAY2 Afternoon tea
2日目のラインナップ▼ツナ&ハム、タマゴ&トマトのサンドウィッチなど3種・ミニスイーツ4種・スコーン・スナック類。マレーシアのKuihやクリスマスシュトーレンも。



▲【重要】Fresh Creamはアフタヌーンティの時間帯にしか登場しません、とにかく最高なので絶対に食べるべし!!(取りすぎの人。笑)
DAY2 Sundowner and hors d’oeuvres
2日目クリスマス当日の夜は前日よりもなかなか豪華でした。サラダ・トッピング・ピタパン・サルサソース・チーズ・冷総菜3種・温総菜4種・ケーキ5種・スナック各種。サーモンいくらとチキンマリネが美味しすぎて何個おかわりしたかな。べジサモサやシーフード類も盛々に食べて満腹。






▲ケーキも全種クリスマス仕様でラメ付キラッキラでした。もちろん全種類平らげましたよ。幸せ。クリスマスだからカロリーはゼロ。
朝食
朝食はフロア・部屋タイプ関係なくGFのレストランでブッフェ形式で提供されています。事前予約で部屋食へも変更可能。
DAY2 Breakfast
▼25日の朝は「Nipah」が満席のため、お隣の「Kampachi」にて朝食をとりました。ラインナップは一緒です。サラダや野菜・前菜系の種類多いのが嬉しい。マレーシア朝食の定番、ナシレマやロティチャナイも揃ってます。誘惑のドーナツが…。







DAY3 Breakfast
▼26日の朝は「Nipah」にて。料理は総菜やメインが若干違いましたが変わらず種類も豊富で楽しいブッフェ。「Nipah」はホール内も広く緑も多くて、朝日が差し込み気持ち良い空間でした。







ホテル内ダイニング情報
EQホテルは下記6つのダイニングを備えています。もちろん宿泊しなくてもビジター利用も可能。レストラン名を押すと各公式サイトに飛ぶのでメニューや価格帯もリンク先で確認できます。
- NIPAH
オールデイダイニング/マレーシア・アジア・西洋料理
階:GF 営業時間:7am-11pm
2021 Tripadvisor Travellers’ Choice Award受賞

- KAMPACHI
高級日本料理/寿司 ※要予約
階:GF 営業時間:12pm-3pm,6pm-11pm
2020-21 Tripadvisor Travellers’ Choice Award受賞
TimeOut誌によるBestJapanese Restaurant9回受賞

- BOTTEGA
ラウンジバー/地中海料理/アフタヌーンティ
階:GF 営業時間:11am-11pm
イタリアのプレミアムブランド「ボッテガ」とコラボしたラウンジ

- ÉTOILE BISTRO
ビストロ&カフェ
階:LG2 営業時間:7am-11pm
オリジナルのバーガー、焼き立てパンやケーキ、カフェやお酒も楽しめる。

- SABAYON
ルーフトップ高級レストラン/現代欧州料理
階:51F 営業時間:6pm-11pm(日曜のみ12pm-3pm)
入場は12歳以上のみ ドレスコード有 予約時要デポジット
様々な賞を受賞しまくりの高級ルーフトップダイニング

- BLUE
ルーフトップバー
階:51F 営業時間:5pm-12pm
入場は21歳以上のみ ドレスコード有
金/土/祝日前日の7PM以降はRM50のエントリーフィーが必要。


『ÉTOILE BISTRO』と『BLUE』は滞在中に利用してきたので、単独でレビュー記事も書きました。ぜひ参考にしてね。
ホテル内ファシリティ記事リンク
▼プール・サウナ・ジム・スパなどのホテル内の宿泊者が利用できる共用ファシリティについては、個別記事にて写真付きで詳しくまとめてます!ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。
所在地
EQ Kuala Lumpur
住所:EQ, Equatorial Plaza, Jln Sultan Ismail, Kuala Lumpur, 50250 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
アクセス

KLCCやブキビンタンエリアからも徒歩で約5~10分で徒歩圏内の立地。
〈公共交通〉
鉄道:KLモノレール Raja Chulan駅(Bukit Bintang駅の隣)が最寄り駅で徒歩約3分/LRT線 Dang Wangi駅から徒歩約13分
〈タクシー/Grab等〉
KL Sentral駅から車で約10~15分
〈車/駐車スペース〉
メインエントランスの先、地下にゲスト用有料駐車場あり。宿泊者は駐車無料(パーキングチケットはGFカウンターで清算処理してくれる)。エントランスのバレーパーキング利用は1台につき1回35RM。

まとめ&感想レビュー
個人的には大満足のクリスマス2泊3日ステイでした。レセプション・ラウンジ・清掃・レストラン、どこをとってもまず働いている方々のホスピタリティが素晴らしかったです。
新しいホテルなので施設や部屋が綺麗なのももちろん、レストランやカフェ・バー・ファシリティも充実しているのでホテルの中だけでゆっくり寛ぎたい場合大変おすすめのホテル。ただ、各施設やレストランによってはお子さんの立ち入りが禁止だったり年齢制限があったりするので、ファミリーの場合は各施設利用前に事前確認必須です。
ラウンジやバー、曜日によってはライブ等も建物内で楽しめるので特にカップルや夫婦・友人同士でラグジュアリーで落ち着いた大人空間を楽しむのには最適なホテルだと思います。

クアラルンプール旅行やホテルの情報収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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