本記事では、マレーシア ヌグリスンビラン州の都市ポートディクソンにあるマラッカ海峡に飛び出している半島「タンジュントゥアン/Tanjung Tuan」別名「ラチャド岬/Cape Rachado」について、半島内にある各観光スポットの様子やおすすめポイントなどを撮影してきた写真とともに紹介します。
クアラルンプールから南に90㎞、気軽に行けるビーチリゾートとして人気の街「ポートディクソン」。現在マレーシアクアラルンプールに住む私たちが日帰りで遊びに行った際に訪れたおすすめのスポットについて写真と一緒に情報や様子をレポート。
Cape Rachado/Tanjung Tuan 情報
ポートディクソンの地図上で、いちばん南側に飛び出している半島「Tanjung Tuan/タンジュン・トゥアン」ポルトガル語名の「Cape Rachado/ラチャド岬」とも呼ばれるそうです。
マラッカ州の飛び地
なんとこの場所、ポートディクソンの中にあるのですがこの岬にある自然公園(灯台を含む)の場所だけは「マラッカ州」の飛び地。全然知らずに訪問したのですが、この場所のランドマークである灯台まで歩いた際ふもとに「@Melaka」と書かれているのを見て初めて知りました。
地理がイマイチ分からない方へ▼
マラッカ州はポートディクソンのあるヌグリスンビラン州のすぐ南の州。地図でみるとポートディクソンの突き出たタンジュントゥアンの岬からは離れていることが分かると思います。
飛び地の理由と歴史
岬までのアクセス
〈公共交通〉
鉄道:KTMスレンバン線Gemas方面 Seremban駅まで行く→タクシーで約45分。または Seremban駅からは途中(最寄りのPolymall Jalan Pantai駅)まではバスで行くこともできますがそこから岬まで歩きで45分。途中で1度乗り換えが必要なことと、3時間半ほどかかるようなのでスレンバン駅からタクシーを使う方が良いと思います。
〈タクシー/Grab等〉
KL Sentral駅から車で約90分。※最速の場合/その日の渋滞の状況による
〈車/駐車スペース〉
本記事で紹介している各スポットには基本的に駐車スペースあります。
Cape Rachado/Tanjung Tuanの見どころ
私たちが実際に訪れた場所を4カ所ご紹介します。全て岬の中にあるスポットです。
Tanjung Tuan Recreational Forest(自然保護公園)
入り口
灯台がある場所まで、公園内片道約20分のトレッキングコース。車両は入れないので車は門の前に停めて、ここからは徒歩で進みます。
▼公園の目の前に駐車場があります。
トレッキングコース
▼コースはしっかり舗装されていて道も広く歩きやすいです。木陰が多くそんなに暑くないのも良い。トイレもありますが、勇気がいる感じ(▼1枚目の建物)。途中にも休憩スペースがあります。
Cape Rachado Lighthouse(ラチャド岬灯台)
坂をのぼった先に、ラチャド岬灯台が現れます。
中には入れないものの、灯台の景色と周囲から見える海の色は綺麗でした。
この灯台は1528年ごろ建設されたマレーシア最古の灯台なのだそうで、2022年現在でなんと494年の歴史。(もちろん建物自体は建て替わっています)
約500年も前にここに灯台が建てられ、当時のポルトガル人達がここから同じ海を眺めていたんだなと思うと感慨深いね。(世界史大好きなPON)
灯台周辺の景色
別スポットへのルート
▼灯台の左側に森へと続く道があって、進むとバードウォッチングの看板や説明書きなどがあるエリアも発見。ここを進むと半島の先にあるビーチにたどり着くこともできるようです。※足場は悪めで、特に小さなお子さんには危ない道だと思うので注意してください。
この岬はバードウォッチングの名所でもあるんだってさ。カカカカッ(猫クラッキング)
トレッキングコース途中の別の道を進むとPeakポイントまでトレッキングができるようなのですが、私たちはこの時お腹が空きすぎていたため断念(笑)。興味のある方は絶景が見られるPeak Pointの「Batu Putih」まで挑戦してみては?(写真をみると、途中岩をロープで登る必要があるみたいなので挑戦する場合はそれなりの格好で。)
Blue Lagoon(ブルーラグーンビーチ)
ポートディクソンのビーチといえば、西側にロングビーチが続くエリアが有名ですが、私たちは岬に寄ったついでに行ける、岬ふもとの人里離れたビーチに寄りました。Blue Lagoon(ブルーラグーンビーチ)はマレー語名ではPantai Tanjung Biruとも呼ばれます。
▼残念ながら引き潮のタイミング。でも遊びに来ている地元のファミリーで賑わっていました。
潮が満ちていて天気が良ければこんなに綺麗なビーチ。マリンアクティビティも色々あるようです。
フードコート情報
▼ビーチ目の前には広い屋根付きのフードコートがあります。
▼海を眺めながら食べるシーフードナシゴレン、最高に美味しかったです。(飲み物込みで10RMくらい)
Pantai Cermin(パンタイセルミンビーチ)
ブルーラグーンビーチのすぐ反対側にもうひとつビーチがあるので、立ち寄ってみました。(歩いて5分ほどの距離)
こちら側は、全然人が少ないビーチでした。でも海はキレイで時間的にも日陰が多く、気持ち良かったです。人が居なくて静かで落ち着いている雰囲気が気に入りすぎて、私たちはここで1時間以上波の音をききながらゆっくり過ごしました。
ブルーラグーン側の砂は白かったのですが、パンタイセルミン側の砂はオレンジ色です。潮の流れや地質の違いで色が違うんだそうですが、面白いですよね。
かわいい巻貝やシーグラスも拾えました。(ビーチコーミング大好きなLANI)
ホテル情報
このパンタイセルミンビーチからは、ポートディクソン随一の五つ星水上コテージリゾートホテル「Lexis Hibiscus Port Dickson/レクシス ハイビスカス ポート ディクソン」も見えます。宿泊もしてポートディクソン旅をゆっくり楽しむ予定であれば、ラチャド岬がすぐそばの立地なので気軽に立ち寄ることも出来ると思います。(なんと水上コテージはハイビスカスのかたち!)
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以上私たちが実際に訪れた、岬の中の4つのスポットを紹介しました。ゆっくり景色を楽しんだり、より自然が楽しめる場所に行きたい、人の少ないビーチに行きたいという場合にはラチャド岬はポートディクソンの中でもとてもおすすめのエリアだと思います。みどころがいくつも近くに集中しているので、車があればすぐに移動もしやすいところも便利でした。
ポートディクソンへのお出かけ情報の参考になれば嬉しいです!
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