本記事では、マレーシア ペラ州イポーから北西の街クアラ・カンサーにある観光スポット 鉄道橋「Victoria Bridge/ビクトリア・ブリッジ」について、実際に撮影してきた写真とともにスポットの様子を紹介します。
Victoria Bridge ビクトリア橋 情報
ロイヤルな雰囲気が漂う王都の街、クアラカンサー。ウブディアモスクやクナンガン王宮などの見どころが有名ですが、街を少し北に行った場所にこんな素敵なスポットがあるのをご存じでしょうか。
私たちはモスクに寄った時に地図でたまたまこの橋を見つけたよ!ガイドブックにも載ってないから、日本人にはまだあまり知られていない穴場スポットなのかも。
歴史と建築
1897年に建設が開始され1900年に完成した鉄道橋。2022年で122年の歴史があり、マレーシアに残る鉄道橋としては最古のものらしいです。
スズ鉱山の発掘で急速に発展したマレー半島は、イギリス人主導により港までの鉄道が敷かれました。同じような他の橋は戦時中に破壊されてしまったりでほとんど残っていないんだとか。
ちなみに”Victoria Bridge ビクトリアブリッジ”の名前はイギリスのビクトリア女王から付けられた名前だそうです。
一般公開
老朽化が進んでいた橋は人が歩けるように整備され、クアラカンサーの新たな観光スポットとして2016年に一般公開されました。
橋までの道のり
ウブディアモスクのある王宮エリアからは北に車で約15分。橋に近くなるといたる所に看板が立ってるので分かりやすいです。
駐車場情報
橋の目の前に駐車スペースあります。(ちなみに地図だと橋のピンが2カ所出てきますが、私たちが駐車したのは東側の入り口です。)
▼橋の下にもスペースがあったので目の前に停められない場合こちらにも。
橋の全長
橋の全長は353メートル。直線で歩けば約5分くらいの距離でしょうか。
フォトスポット
橋の前にはお洒落なフォトスポットも作られています。
▼このエリアはクアラカンサーの対岸側【ENGGOR】という場所。レトロなデザインの駅名看板も。
スロープと階段
左のスロープはそのまま橋に繋がっていて歩くことができるのですが、バイクや自転車も通るので少し危ないです。
▼右の階段をのぼると、この景色。レンガ造りの壁と鉄橋の奥行あるアーチ、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
ビクトリア橋の上を歩く
古びた雰囲気も趣あって素敵!こんな場所があったんだ!なんて話しながら歩きましたが…
線路下の枕木が意外とボロボロでガタガタしている部分もあり、コケそうになりました。よく足元を見ながら歩きましょう。
▼写真じゃ伝わりずらいのですが、下には特にセーフティネット等もなく穴だらけです。
日本だったら安全基準的に一般公開できなさそうよね。
▼もし線路側を歩くのが怖くなったら左側に鉄版があるのでここを歩くこともできます。ただ、バイクや自転車も通るので前後要注意!
フォトジェニックスポット
この橋、地元の方々にはウェディングフォトやインスタグラマー達の撮影スポットとして大人気なんだそう。例のごとくキメッキメで本格的な機材で撮影されてる方々もいらっしゃいました。
▼検索すると上位にはインフルエンサーたちの投稿もずらっと出てきます。
▼ということで、撮影!枕木の間は下が見えてるのでけっこう足元スリリング。
おい、へっぴり腰になってるじゃにゃーか
普段高所は割と平気なんだけど、安全が保障されてない場所だから?けっこう怖いのよ…
※撮影する際はスマホやカメラも落とさないように注意!
※サンダルも危ないから歩きやすい靴で、靴紐しっかり絞めるのも大事!
※正直この場所は小さな子連れにはおすすめできません。
更にスリリングな川の上
橋の真ん中あたり、川の上まで来ると撮影している人も少ないです。
それもそのはず、めちゃくちゃ怖い!(笑)
下を流れるペラ川の流れがけっこう早くて、下を覗くと身震いしてしまいます。高所に自信がない方はここまで来ないほうがいいかも。
誰もいないよ、シャッターチャンスッ!
と調子に乗っていた夫ですが、撮影後に下をみてしまい死ぬほど怖くなって、早々に退避しました。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
売店・トイレ
東側の橋正面には売店やトイレの建物もあります。
小腹が空いたりのどが乾いたらちょっとしたものは買えるので助かりますね。
▼トイレは小さいですが売店の横にあります。新しめな感じで橋前と同じレンガ造りなのも可愛い。ペーパーは持参しましょう。
周辺散策
橋の下をくぐり、売店などのある側から反対側へ歩いてみると小さなスロープを発見。
▼ここからも橋の反対側に行けるようになってました。恐らくバイクや自転車用で、こっちは反対車線的な扱い?
▼ビクトリア橋の横に、きれいな線路が!
ここっていまも電車が通ってる場所なんだ!鉄橋に夢中で全然気付いてなかった…
▼めちゃくちゃ至近距離で特急列車が見れるので、撮り鉄さんにはたまらないスポットかも。
所在地
Victoria Bridge ※東の入り口
住所:Kampung Kapor, 31050 Enggor, Perak
アクセス
〈公共交通〉
鉄道:ETS線Kuala Kangsar駅までは
KL Sentral駅から約4時間
Ipoh駅から約50分
〈車/駐車スペース〉
イポー駅からは車で約50分
クアラカンサー駅からは車で約10分
橋の前や下に駐車スペースあり。
開館時間
24時間
※夜の時間帯は暗くて足元が危ないので明るい時間帯が良いかと思います。
入場料
無料
まとめ
ノスタルジックな雰囲気が素敵でおしゃれな歴史ある鉄道橋。写真撮影をするのも、人が撮影しているのをみるのもなかなか楽しくフォトジェニックなスポットでもあります。
ただ、足元はけっこう危ない&スリルがあるので十分注意しながら歩きましょう。
クアラカンサーまで足を延ばされる方は、モスクや王宮の見学と一緒にぜひビクトリア橋での観光や記念撮影もおすすめです。電車関連がお好きな方にも。
イポー・クアラカンサーへの旅行や観光情報の収集をされている方へ、記事の内容が参考になれば幸いです。
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