本記事では、マレーシア トレンガヌ州のJertehにあるイスラム教モスク「Masjid Ulul Albab」について、実際に撮影してきた写真とともに建物の様子について紹介します。
現在マレーシアクアラルンプールに住む私たちは、2022年旧正月期間(1月末~2月初旬)にクアンタン/コタ・バル/トレンガヌ へ「マレー半島東海岸縦断旅」をしてきました。旅行中立ち寄った場所のなかから、それぞれの場所でおすすめのスポットをピックアップして写真と一緒に情報や様子をレポートします。
トレンガヌ州の小さな村「Jerteh」
クアラルンプールから北東の方向、マレー半島の東海岸側に位置する南シナ海に面して長く伸びるかたちのトレンガヌ州。
クランタンに向かう道中で立ち寄ったトレンガヌ州の北端にある「Jerteh」という小さな村で出会った立派なイスラム教モスクを3か所紹介します。※訪問した順番に記事を書いているため、州ごとの記事がバラバラになっていますがご了承ください。
▼こちらのモスク、前回の記事に書いた「Masjid Hadhari Jerteh」の目と鼻の先にあります。建築スタイルが全然違うし、すぐ近くなので対比して見られてすごく面白かったです。
Masjid Ulul Albab 情報
古く老朽化していたモスクを建て替え、2012年に建設されたJerteh、Besutの木造イスラム教モスク。地元Besutの彫刻家がモスク全体の彫刻を手掛けているそうです。また、モスクのデザインはクランタン州にあるマレーシア最古のモスクである「カンポン・ラウ・モスク」を参考にしたのだそう。
クランタン~トレンガヌ周辺にはモスクだけじゃなくこういう木造マレー建築の建物がたくさんあったよ。
モスク写真
中に入って見学ができない時期だったため、撮影できた写真は外観のみ。参考写真をところどころInstagramより引用させていただきます。
モスクは3階建て。水害や動物の侵入から守るため、伝統的な高床式で建てられています。
いつもよく目にしているドーム型のモスクとは様式が全く異なるのでとても新鮮でした。重なったように見えるピラミッド型の屋根も大きく立派で、とても美しいモスクです。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、屋根の下や手すりの部分には見事な彫刻の装飾がついています。
中の様子
Instagramの写真をお借りしています。伝統の木造建築の技がとても美しいです。もしまた行く機会があればぜひ中も見学してみたいですね。
所在地
Masjid Ulul Albab Seberang Jerteh
住所:Masjid Ulul Albab, Kampung Seberang Jertih, 22000 Jerteh, Terengganu
アクセス
トレンガヌ「Sultan Mahmud空港」からモスクまでは車で約80分。
クランタン「Sultan Ismail Petra空港」からモスクまでは車で約80分。
※プルヘンティアン島へ向かう場合、船が出る「Kuala Besut」の港から車で約20分の距離。
〈車/駐車スペース〉
モスク敷地内外に駐車スペースあるものの、モスクの周囲に路駐できるスペースもありそこに停めても。
開館時間
AM5:00 – PM10:00
入場料
無料
まとめ
マレー半島の東海岸の州は特にマレー系マレーシア人の割合も多い地域のため、車で走っていてもモスクの数も他の地域以上にとても多いように感じました。伝統的なデザインから、ユニークなデザインの建物まで、それぞれのモスクに個性があって、東海岸旅の中でモスクを巡るのはとても面白かったです。Jertehの町は、ちょうど州の中間地点でモスクが立ち並ぶエリアでもあります。トレンガヌやクランタンに訪れる予定で興味のある方へ情報が参考になれば幸いです。
一度トレンガヌを出て、次の記事からはクランタン州コタ・バルの旅行記となります。
コメント