本記事では、マレーシア クアラルンプールにある「クアラルンプール・シティギャラリー Kuala Lumpur City Gallery」について、ギャラリー内の様子や見どころポイントなどを撮影してきた写真とともに紹介します。
クアラルンプールシティギャラリー 情報
概要・歴史
クアラルンプールシティギャラリーは、クアラルンプールの歴史や建築物について詳しく知ることができる小さなギャラリーです。
現在この建物はマレーシアの模型製作会社大手ARCH社の所有となっており、クアラルンプールの歴史資料やクアラルンプールの街や建物をミニチュアで再現したギャラリー、カフェやショップも併設した観光スポットとなっています。

1898年に建築されたコロニアルの建物で、ムルデカ広場周辺に立ち並ぶ歴史的建造物のひとつ。(2023年で築125年になります)
元々この建物は政府印刷局として利用されていたそうです。
ギャラリーの見学と記念撮影のみなら30分。お土産買い物+カフェでの飲食までする場合混み具合にもよりますが1時間~1時間30分くらいでしょうか。
外観・建物
ムルデカ広場の周辺一帯は、歴史ある建築物が立ち並ぶエリアで、クアラルンプールを代表する観光スポットのひとつでもあります。

クアラルンプールシティギャラリーは、そんなムルデカ広場の南側に位置しています。

I LOVE KLモニュメント
建物横にある大きな「I♡KL」のモニュメントは、クアラルンプールシティギャラリーの目印にもなるアイコン。

このモニュメント、観光客に大人気のフォトスポット。いつみても撮影の行列ができてます。

クアラルンプールの映えスポットにゃ

このアートもシティギャラリーのすぐそばにあるよ。探してみてね。
エントランス・受付
可愛らしい赤くて丸いテント屋根が入口。

中に入ると受付がありますが、ギャラリーの見学のみであれば無料で入場可能です。(2023年6月現在)

併設のベーカリーカフェで店内食事をする場合のみ受付が必要です。
カフェについてはここで詳しく紹介してます
≫歴史建築でいただく焼き立てベーカリーカフェ【KLCG Confectionery & Bakery】

ガイドブックなどの情報によると以前は入場料があったようなのですが、現在は無料で入場できます。(2023年6月現在情報)
7つの展示ゾーン
ギャラリーは2階建てになっていて、7つの展示ゾーンで構成されています。
1階部分がクアラルンプールの歴史、2階部分がクアラルンプールの現在と未来の都市計画に関する展示となっています。
個人的に見どころだと思う箇所を含め展示物を順番に紹介します。
A:Old Kuala Lumpur
まず最初の空間にはマレーシアが独立するまでの歴史概要や、クアラルンプールの古い地図・資料・広告・写真などが展示されています。

左側面には年代ごと当時の写真と共にマレーシアの歴史概要パネルが並んでいます。
日本人として特に注目しておきたい箇所は、日本軍によるマレーシア占領の歴史。

隣のパネルにはマレーシア(当時はマラヤ連邦)がイギリスからの独立を宣言した当時の歴史的写真。
1850年代から建てられた建物、セントラルマーケットと周辺のショップハウスの解説地図。


昔の広告・記事・地図・写真などが並ぶ見応えのある壁面。

1891年に行われたセランゴール州人口の政府調査結果。各民族・性別・職業別などよくよく見るとすべての数字が興味深いです。


130年前当時の総人口ってこんなに少なかったの…!?びっくりすぎる
1970年代のムルデカ広場周辺の写真をみると、高い建物が全くありませんね。建物に統一感があって、美しい風景。
B:Cultural Exhibit
奥へ進むと、ムルデカ広場周辺の歴史建築についての解説ゾーン

C:Courtyard
さらに奥には、小さな噴水のある中庭。

左側には男女別トイレがありますが、和式&ペーパーなし&流水はバケツと桶を使う形式、となかなかパンチありです☆
上階への順路
上階への順路が分かりにくいのですが、Aの展示部屋からカフェホールに入るとこのアングル。

左側に矢印が見えるのでそこから進みます。

Kuala Lumpur Street Names
階段をのぼる途中の壁にはクアラルンプールの主要通りの名前がずらり。


人物名が通り名になってるのも、なかなか多いよね
D:Greater KL Model
7つのギャラリーのなかでも、個人的に目玉展示だと思うのが、こちらのDゾーンです。

\クアラルンプールの街のミニチュア模型室/

模型地図には、現在の建物ほか将来的に建築が予定されている(?)と思われるビルも透明ブロックで沢山建てられています。


え?まだまだこんなにビル建つ予定なの?さらに発展していくのだね。
在住者や詳しい方ならお気づきになるかと思いますが、よくよく細かくみると正直けっこう(いやかなり)突っ込みどころ満載。

(主要な建物以外は、再現できてないエリアもある。寺院やモスクも再現されてたらもっと良いのになぁ)

それでも、こうやって俯瞰して360度クアラルンプールの街の姿をみられるのはとても面白いです。

この展示の全体サイズは12メートル×15メートルとのこと。

ある程度クアラルンプールの地名や地理が頭に入っていれば大丈夫だけど、地名やビル名などは何も書かれてないので、分からない場合スマホや紙のマップと見比べながら見るとより面白いかも。
ガイドブックなどの情報によると以前はこの部屋で光のショーもあったようなのですが、今は休止中なのか特にやっていませんでした。(2023年6月現在情報)
E:Nine Exhibits
上階その他のスペースには記念写真を撮るのにも最適な展示がたくさん。

Street Pillars
カラフルなリトルインディアをイメージしているらしい展示。

映えるので、のぞき込んだり真ん中でポーズをとったりして撮影してる人も多かったです。
The KL Skyline Sculpture
クアラルンプールの高層ビル縮尺が横一列に並ぶ展示コーナー。

各タワーやビルの高さ比較もできます。

Reflection Sultan Abdul Samad Building
ムルデカ広場正面のスルタン・アブドゥル・サマド・ビルのリフレクション縮尺。

KLビルディングアートと撮影コーナー
クアラルンプールビル群と一緒に写真撮影が楽しめるコーナー。




きた階段を下り、下階へと戻ります。
F:Lifestyle Miniature
階段を降りた先には、ムルデカ広場周辺のジオラマ展示があります。

暗いので夜のようすを再現しているもよう。

その他、ミニチュアの木工建物やジオラマなど。


G:Seasonal Exhibit
最後の展示スペースはこちら。

100 Icons of KL
クアラルンプールの100個のアイコンと称し壁にシルエットアイコンが並んでいます。

以上で、展示スペースは終了。
ギフトショップ&カフェレストラン
展示スペースから出ると、ギフトショップとカフェレストランの広い空間にでてきます。

詳細はそれぞれ個別記事に書く予定なのでお待ちください。
カフェについてはここで詳しく紹介してます
≫歴史建築でいただく焼き立てベーカリーカフェ【KLCG Confectionery & Bakery】
所在地
クアラルンプール シティギャラリー Kuala Lumpur City Gallery
住所:27, Jln Raja, Dataran Merdeka, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
営業時間
9:00am – 5:00pm
火曜日定休
アクセス
〈公共交通〉
鉄道:LRT線 Masjid Jamek駅またはPasar Seni駅から徒歩約10分。
バス:KL Hop-On Hop-Off Busの場合、11番Merdeka Square駅にて下車後徒歩約3分。
〈タクシー/Grab等〉
KL Sentral駅から車・タクシーで約5~10分※渋滞状況による
〈車/駐車スペース〉
ムルデカ広場地下に無料駐車スペースあり。
まとめ
クアラルンプールの観光スポット、歴史的建造物が多く集まるムルデカ広場エリアの一角にある「クアラルンプールシティギャラリー」。
小さなギャラリーですが、クアラルンプールの歴史や建物・ビル群がお好きな方や興味のある方にとっては無料で気軽に楽しめるスポット。
また、フォトジェニックな写真が撮れる撮影スポットもあるので、ぜひクアラルンプール観光におすすめしたい場所のひとつです。

クアラルンプール観光の参考になれば嬉しいです!
\マレーシアのおすすめお土産特集/
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