本記事ではクアラルンプール中心地、ペトロナスツインタワーのコンサートホールで開催されているマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団の公演の様子についてレポートします。
ツインタワーの下に立派なコンサートホールがあるって知ってる?(僕は全然知らなかった!)
MCO(活動制限令)期間には公演を休止していたマレーシアフィルの公演に、このたび念願叶って行ってきたよ!記事後半でチケットの取り方も解説するよ。
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団について
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団/The Malaysian Philharmonic Orchestra (略してMPO)は、クアラルンプールペトロナスツインタワー内の音楽ホール「ペトロナスフィルハーモニックホール/Dewan Filharmonik PETRONAS (略してDFP)」を拠点に活動する交響楽団です。
1998年8月に初演が行われ、2022年今年で結成から24年になるのだそう。
奏者メンバーは世界各国様々な国と地域から集まるプロたちで多国籍なメンバーで構成される楽団というのもMPOの大きな特徴です。
ジャンルはクラシックの名曲から映画音楽、ポップス、ジャズ、トラディショナル、コンテンポラリーなど様々なプログラムで公演を行っています。
日本人のレジデント・コンダクター
私はTwitterを通じてこのMPO楽団の存在について知りました。MPOには現在、2人のレジデントコンダクター(常任指揮者)の方が在籍しており、なんとその中の1人に日本人指揮者の方がいらっしゃいます。
MR.NAOHISA FURUSAWA
古澤直久さん(@DFP_malaysia)はTwitterの個人アカウントで活動内容や告知などを発信して下さっています。
古澤さんの経歴などはMPOの公式サイト内Resident Conductor紹介ページにも掲載されています。2003年からコントラバス奏者としてMPOに所属され、2016年からは指揮者もされているそうです。
公演情報
公演情報は、以下MPO公式サイトで確認することができます。チケットの予約方法等は記事後半に。
マレーシアフィル 公演レポート
このたび、MPO『Symphonic Anime』2022年8月27日(土)8:30pmの公演を鑑賞してきました!その時の会場の様子とともにレポートします。
コンサートホールまでの道順
Suria KLCC側から
Suria KLCCモール側から行く場合、モール内 グランドフロア中央エレベーターの裏へ。
エレベーターを背にまっすぐ進みます。
【DEWAN FILHARMONIK PETRONAS】の看板が見え、到着。
ツインタワー西側から
西側がコンサートホールの正面入り口になるようです。
モール側と同じく外側入り口には【DEWAN FILHARMONIK PETRONAS】の看板が見えます。
▼西側入り口から中に入るとこの光景。ペトロナスツインタワーのちょうど中間の場所ですね。
DFP BOXオフィス
ホール下のフロアにはオフィスがあり、当日席がある場合はこちらで直接チケットを購入することもできるそうです。MPO楽団オリジナルグッズなども販売されていました。
公演予定のポスターもずらりと並んでいます。
ホールへ入場
開演時間の30分前からホールへの入場が可能です。ホール入り口までは中央階段またはエレベーターも用意されています(バリアフリー)。
入場チケット確認
ホールの入り口にはスタッフの方々がいらっしゃり、ここで入場チケットを確認されます。また、ここではドレスコードのチェックも行われています。
開演時間に遅刻した場合、休憩時間になるまで入場はできません。また、やむを得ず途中退席した場合も休憩時間になるまで再入場はできません。(情報引用:公式サイトより)
ドレスコードについて
公式サイトには、ドレスコード:スマートカジュアルと指定があります。
上記のものは避けましょう。(万が一うっかりしてしまっても、時間に余裕があれば服や靴はSria KLCCモールで調達もできるかと。)
ホール内トイレ
コンサートホールの廊下にトイレがあるのでお手洗いは中に入ってからでもOK。公演中は出入りができないため必ず公演前や休憩中に済ませましょう。
コンサートホール
ホールの中は広々していて、とても美しいデザインです。円になっている天井証明も素敵。
空調がよく効いていてかなり涼しいので、上着ジャケットや羽織を持っていくほうが良いです。私は厚手の上着を持っていき公演中ずっと着ていました。
下階の座席
座席は木とベロア素材のシート。下の階は映画館のように座席に番号がふられています。
上階ボックスの座席
上階それぞれボックスシートの座席は大きく、動かせるようにもなっていました。
公演「Symphonic Anime」
公演中の撮影は禁止されているため、写真は公演前後や休憩中に撮影したもののみを掲載しています。
今回のコンサートの公演時間は、8pm開場、8:30pm開演、途中休憩を挟み、10:30pm頃終演となりました。所要時間は約2時間でした。
今回日本人にも馴染み深いアニメコンサートだったので、大好きなジブリ作品の曲や有名アニメのテーマソングなどを壮大なオーケストラの生演奏で聴くことができ大変感動しました。
曲の合間に指揮者の古澤さんが曲の説明やアニメのエピソードトークを話して下さったのですが、観客のみなさんの盛り上がりもすごく。マレーシアでも日本のアニメが多くの方に愛されているということを肌で実感でき、そこにも感動しました。
遊び心あふれるコスプレ
スタッフの方や奏者の方々もアニメコンサートのテーマに合わせコスプレをされている方が数名。観客を楽しませるためのユーモアも楽しくて素敵でした。
公演チケットの予約方法
公演をさがす
MPO公式サイト【What’s On】ページから公演をさがします。【BUY NOW】ボタンを押すと公演が一覧で見られる【Ticketing】のページに飛びます。
座席をえらぶ
【Seat Selection】ページ上部からで各エリアを選択して空席が確認できます。座席の価格は色分けされてます。ページ下部に各座席価格も載っています。※公演ごとに価格が違う場合があります
チケット購入には会員登録(無料)が必要です。購入に進むとログイン画面が出てきます。【Register】ページから事前に会員登録してサインインしておくとスムーズです。
注文内容を確認
ログインして進むと確認画面が表示されます。
チケット受取方法をえらぶ
チケットの受取方法を選択します。私は今回モバイルチケットを選択しましたが紙でチケットが欲しい方はオフィス受取にしても良いと思います。(その場合当日時間には余裕をもってオフィスへ)
クレジットカードで支払い
条件を読んで同意チェックしたら支払い画面が出てきます。支払いはクレジットカードVISAまたはMASTERのみとなります。
支払いが完了すると会員登録で入力したメールアドレスにメールが届きます。公演当日まで大切に保管しましょう。
所在地
ペトロナス・フィルハーモニック・ホール/Dewan Filharmonik Petronas
住所:Level Two, Tower Two,PETRONAS Twin Towers, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Malaysia
まとめ
以上、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団(MPO)の概要と公演レポートでした。
KLCC ペトロナスツインタワーの真下にこんなに素敵なコンサートホールがあったことにも驚きでしたが、ホールの施設だけではなく始まる前のスタッフの方々の対応から、奏者の皆さんの素晴らしい演奏、指揮者古澤さんの熱い指揮と楽しいトーク、そして会場の一体感やあたたかさ、すべてに夫婦で大変感動しました。
また気になる公演がある際には定期的に足を運びたいと思っています。
マレーシア クアラルンプールでのお出かけやイベント情報を探されている方への参考になれば嬉しいです!
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