本記事では、マレーシア クアラルンプールの南側、Sri Petalingエリアにあるカザフスタン・ロシア料理レストラン「Astana Restaurant(アスタナ レストラン)」について、お店の情報、食べた料理、雰囲気などを実際に撮影してきた写真とともに紹介します。
Astana Restaurant 情報
クアラルンプール中心部から南側、Sri Petaling地区の中でも隠れ家的な場所にある、カザフスタン・ロシア料理レストラン。夫の同僚の方に「KLにすごく美味しいカザフスタン料理のお店があるから一緒に行こう!」とお誘いいただき、連れて行ってもらいました。カザフスタン人のご友人が「ここがマレーシアで一番美味しい」と教えてくれたお店なんだそう。事前にGoogle Mapで情報を確認してみたところ、780件口コミが付いているのですが評価はなんと4.5!口コミの数に対してかなりの高評価だと思います。
しかも本場のカザフスタン人が美味しいと言うなら本場の味に違いない!ところでカザフスタンってどこだっけ?
カザフスタン共和国は、ヨーロッパとアジアに挟まれた立地の中央アジアの国だよ。かつては数々の遊牧民族が暮らし、シルクロードのオアシスとして栄えた国なんだ!北にロシア、東に中国、南にキルギス、ウズベキスタン、西南をトルクメニスタンとそれぞれ国境を接する世界最大の内陸国で、カスピ海とアラル海に面してるよ!立地を考えただけでも様々な文化が混ざってそうな国だね~!行ってみたい!
所在地
Astana Restaurant
住所:A-01-10, Endah Promenade, Jalan 1/149e, Bandar Baru Sri Petaling, 57000 Kuala Lumpur
営業時間: AM11:00 – PM22:00 ※MCO中は営業時間に変動あり
アクセス
鉄道の場合、SPL線のBukit Jalil(SP17)駅が最寄りで駅からは徒歩約13分ほど、車の場合はショップロットのパーキングエリアに停められます。今回私はGrabで行きました。KL中心部からは場所や時間帯にもよりますが車で約15~20分程度でしょうか。
地図通りGrabでこの場所に降ろされたのですが、看板はあるのにどこにも入り口がない!とひとりで焦りました。が、レストランの入口はここから左に進み、階段から上がった2階です。
「Endah Promenade」と言う名前のコンドミニアムの建物の中にあるレストラン。昇ったら右へ→
外観
一番奥まで進むと、濃い茶色のラティス壁にレストランの看板が見えます。ちょっと隠れ家的雰囲気。
一面グリーンに覆われたレストラン入り口。
店内
内装はどちらかと言えばスッキリしていて明るい雰囲気です。
カウンターや壁には気になるグッズが色々と…料理が来るまで興味深く物色しました。笑
カザフスタン?風の可愛い素焼きのお人形と、裏には骨董品的な飾りの数々。
レンガ風の壁に民族衣装や弓矢のセット、楽器も飾ってありました。刺繍や模様がとてもきらびやか!
公式インスタに着用画像を発見しました!とても素敵~!
「ドンブラ」と呼ばれるカザフスタンの伝統楽器。その演奏技術はユネスコの世界遺産にも登録されているそうです。どんな音色なんだろう。
ロシア産やカザフスタン産の蜂蜜も販売されていました。店員さん曰く蜂蜜有名なんだそうです。気になる!
料理
こちらのレストランは、ハラルレストランなのでNO PORC & NO ALCOHOL(豚とお酒の提供なし)です。
カザフスタン共和国は国民の約70%がイスラム教徒の国だけど、(同僚友人のカザフスタン人曰く)本国では戒律は緩いようで飲酒も公然と行われているんだとか。でもマレーシアにあるこちらのお店ではお酒は提供してないよ。
Drinks ; 左KVAS/右COMPOT 各6RM(約155円)
せっかくなのでTraditionalドリンクを注文。
左のクヴァスはライ麦と麦芽を発酵させている微炭酸ビール風ジュース的飲み物。(店員さん曰くアルコールは入っていないそうですがちょっとアルコール入ってそうなお味でした) 右のコンポットはベリーやフルーツを煮込んで作る甘いジュースです。
Soup ; BORSH 12RM(約312円)
なんとマレーシアで人生初ボルシチ!ずっと食べてみたいと思っていたので嬉しかったです。この深紅の赤はビーツの色で、スープは少し酸味あり。キャベツ、ジャガイモ、牛肉がたっぷり入っていて、大変美味しいです!これだけでかなりのボリュームなので、1つのスープを2人でシェアしても良いかもしれません。美味しすぎて私は1杯分余裕で1人で平らげました。本場ではこのサワークリームと一緒に食べるみたいです。
左MANTY 16RM(約416円) /右KHACHAPURI 25RM(約650円)
左のマンティはネパールのモモや小籠包みたいな見た目。もちもち皮の中に味付き牛肉がたっぷり詰まっています。右はハチャプリと呼ばれるジョージア料理で、チーズがたっぷり入ったパン。チーズナンとチーズピザの中間的な感じでしょうか。
Rice ; PLOV(BEEF) 25RM(約650円)
読み方はプロフで、中央アジア版ピラフなんだそう。本当はこのお店で有名な馬肉のプロフが食べたかったのですがこの日は欠品のため牛肉と牛タンのプロフ。こちらもお肉が柔らかくて美味しかったです。
Meat ; SHASHLYK(LAMB) 1本10RM(約260円)
読み方はシャシリク、中央アジアでは定番の炭火BBQで焼く串焼き。ラムとチキンが選べますが今回はラムを。がっつりお肉!
Dessert ; ORESHKI(5pc) 10RM(約260円)
死ぬほどお腹いっぱいでしたがやっぱりデザートも食べたい!見た目が鈴カステラみたいなこちらの可愛いお菓子は、オレシキと言って、東欧~中央アジア地域の伝統的なお茶菓子だそうです。
食感はマドレーヌとクッキーの中間みたいな感じ。中にはキャラメルトフィーたっぷりで、コーヒーとの相性は抜群でした。
さすがに5個は食べきれなかったので残りは持ち帰って次の日のティータイムおやつにしました。笑
お会計
この日のお会計は、料理8品+ドリンク7杯、サービスチャージ10%込で3人で212.30RM(1人あたり約1,800円)でした。こんなに食べて飲んだのに、安すぎでは…!やっぱり3人以上で食事に行くと色々な種類のごはんが食べられるのが良いですよね。
まとめ&星レビュー
お料理も全て美味しかったのですが、店員のおじちゃんがとっても優しくて料理やインテリアに対する質問にも丁寧に答えてくれてすごく好印象でした。恐らく中学生くらいの息子さん?がお手伝いをしていたのもアットホームな感じでまた良かったです。他のお客さんも、ロシア語圏系の方々がほとんどだった感じで、「ここは外国か?!」と錯覚するくらい現地の言葉が飛び交っていました。在マレーシアの中央アジア系の方々に人気のレストランなんだなと感じます。とは言え、日本人の口にも合う料理ばかりだと思います。個人的には、ボルシチのあまりの美味しさに感動したのでまた絶対に食べに行きたいです。
マレーシアでのレストラン選びやお出かけ情報の参考になれば幸いです!下記お店の公式Instagramのアカウントです!
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