本記事では、マレーシア クアラルンプール「Midvalley Mega Mall/ミッドバレーメガモール」のモール内地下にあるブラインドマッサージ店「MAB Shoppe Blind Massage」について、運営組織の簡単な概要と、お店の情報や施術内容・価格についてレビューにて紹介します。
MAB Shoppe Blind Massage 情報
ミッドバレーメガモールの地下に店舗を構える、MAB(Malaysian Association for the Blind)が運営するマッサージ店。店舗紹介の前に、以下運営組織についての情報とブラインドマッサージについて少しだけ紹介させてください。
MAB(Malaysian Association for the Blind)とは?
マレーシア最大の盲人協会のこと(以下MAB)。マレーシア国内の視覚障がいを持つ方々を支援している協会です。MABはKL Sentral駅ブリックフィールズエリアからクラン川沿い方面にある、視覚障がい者のための大きな盲学校を運営しています。協会では、視覚障がいの方々が様々な学びを通して社会進出や社会との繋がりを持てるように支援することをはじめ、リハビリテーション、教育、アフターケアなど、多方面から視覚障がい者の生活の質を向上させるための活動を行っています。(公式サイトより引用)
このエリアの周りを歩いていると、杖を持った盲人の方をたくさん見かけます。またこの周辺では、マレーシアでは珍しく歩道の点字ブロックや屋根が整っている様子も目にすることができます。
それでもまだガタガタ凸凹している道や通りも多くて、視覚障がいの人々の目線で考えるとマレーシアで歩き回ることはすごく大変なことなんだろうなと痛感するね。
MABについてもっと詳しく知りたい方はこちらから▼
周辺に立ち並ぶブラインドマッサージ店
この盲学校のすぐ近くには、学校でマッサージの技術を学んだ視覚障がいの方々が多く働く、ブラインドマッサージ店が軒を連ねている有名なエリアがあります。リーズナブルな価格で質の高いマッサージが受けられると評判で、地元の方だけでなく日本人や外国人のリピーターも多いんだとか。口コミやブログも多く見かけます。
旅行や買い物で訪れた際には、このエリアでブラインドマッサージを体験してみても良いと思います。
本記事で紹介している店舗
この記事で紹介するお店は、MAB盲学校近くのエリアにあるお店ではなく、ミッドバレーメガモール内に店舗を構えるMABが直接運営しているブラインドマッサージ店です。以前ブラインドマッサージについて調べていた時にMABとこのお店の存在を知り、モール内という好立地にも惹かれ訪れてから、モールへのお買い物のついでに何度か通いました。
所在地
MAB Shoppe Blind Massage, Reflexology & Handicrafts Center
住所:NP2K-01 (Basement 2 Zone C Parking North Court Mid Valley Megamall, 59200 Kuala Lumpur
営業時間: AM10:00 – PM10:00 ※MCO中は営業時間に変動あり
アクセス
〈鉄道〉
LRT線・KTMポートクラン線…Abdullah hukum駅 直結ブリッジから徒歩約10分
KTMセレンバン線…Midvalley駅 徒歩約5分
〈タクシー/Grab等〉
直行する場合はガーデンズモール側ではなくミッドバレー北側(イオン側)の入り口でDrop-offしてもらいましょう。
〈車/駐車スペース〉
駐車場はミッドバレーのイオン側、直行する場合はP2のZone C北側に駐車すると近くて便利。
モール内からお店までの行き方
モールの中から行こうとするとひじょうに分かりにくくて迷うので、写真で解説します。(実際、私も初めて行った時迷いました。)
▼ミッドバレーメガモールUG階、イオン側にあるスロープになっているZONE C駐車場行きのエスカレーターを下ります。(確かこの写真の背中側にはビヤードパパがあります。)
▼そのままP2階まで下ったら、ひっそりと一番奥の方にお店があります。
外観
▼緑色のMABのマークが入った垂れ幕が目印。
▼(左)店舗の前にはメニューと金額がしっかり分かりやすく明示されています。
▼(右)働いているメンバーの紹介写真や、お店についての説明、SOPもしっかり守っているよ、という案内も貼られていて安心できますね。
店内
施術の流れ
お店の入り口前でまず靴を脱いで、カウンターで受付をします。週末や土日の場合は混むこともあるかもしれないのでメッセージアプリWhatsAppで事前に予約を入れておくのが無難。私の経験上、平日なら突撃で行っても大体大丈夫ですがもし時間が合わなくてもモールをぶらぶらして時間もつぶせます。希望のメニューを伝えて受付が済むと、個室に案内されます。
▼個室は3つあります。
▼個室の中はこんな感じ。薄暗く、空調設備も整っていて清潔感あります(私個人の感覚)
最初に担当してくださる方が挨拶をしてくれます。女性には女性のマッサージ師さんがついてくれます。(いつも特に何も聞かれませんがマレー系マレーシア人の同じ女性が担当してくれます。)
服を全部脱いで、タオルをかけた状態でうつ伏せで待っていてください、と受付の方に指示されるのでその通りに。(全身オイルマッサージの場合) 施術の流れは他のマッサージ店と特に大きな変わりはありません。
街のマッサージ店やチェーン店のスパ等にあるようなアロマ炊きや癒しのミュージックは特にありませんが、薄暗くてわりと静かなので、ガヤガヤ人がたくさんいる巨大モールにいることはいつの間にか忘れてしまいます。(にぎやかさや外の音は曜日や時間帯によってももしかして違うかもしれません)
店員さん同士が会話している声が時々聞こえてきますが、マレー語が理解できない私にはもはやBGM。
個人的には、マッサージの満足度ってお店の良し悪しというよりもマッサージ師さんとの相性や好みだなと思っているので、一概におすすめとして紹介するのは難しいなとは思うのですが、ここの担当女性の方のマッサージはとても強めでリンパ流しもすごく上手で、個人的には私の好きなタイプです。(担当者によっても強さや癖が違うとは思いますが)
もっと弱くしてほしい、強くしてほしい、もっとここを重点的に揉んでほしい、などは言葉で希望を伝えられるように前準備しておけば、もっと安心して受けられるかなと思います。施術してくれる方も簡単な英語であれば理解してくれますがマレー語であればなお良いかも。
お会計
私が受けているのはFull Body Massage60分コースで70RM(約1890円)。同じモール内に入る別のマッサージ各店に比べると格段にお安いですし、私個人的には技術的にも満足です。(もちろん施術内容や店舗サービスにも違いがあると思うので、一概に金額だけでは比べられませんが、この立地条件でこの価格であれば経済的に助かります。)もう一度参考のために料金表の写真を貼っておきます▼
施術終わりお会計の際に、お水のパックがいただけます。
まとめ
マッサージで身体のリフレッシュができるのはもちろん、視覚障がい者の方々や協会への社会的支援にも繋がるブラインドマッサージ。私もマッサージを受けるのが好きで海外旅行時や、日本でも疲れがたまった時にご褒美的に時々お店に行ったりしていたので、その経験からもマレーシアのブラインドマッサージ師さん達の技術は高いと感じます。きっと、指先の感覚が誰よりも研ぎ澄まされている視覚障がいの方ならではの技術なんだろうなと思います。
本記事で紹介したお店は、モールでの買い物や用事ついでにも寄れる立地なので、まだブラインドマッサージに挑戦したことのない方や初めて受けてみたいという方にも、安心して受けられるお店ではないかなと思います。
マッサージ屋さん選びやお出かけ情報の参考になれば幸いです。以下公式サイトですので興味のある方は参考にしてみてください。
コメント